一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2109  高層はガラスの城や秋日射す  炎火

2019年11月07日 | 

「ガラスの城」は、松本清張の長編推理小説で、テレビ映画化もされている。同名のわたなべまさこによる漫画もあり、ホテルの名前などにも多く使われている。

 さて、高層ビルの定義は諸説あるが、およそ10階以上、31メートル以上をいう。高層ビルや高層マンションには、視界が良いために、大きな透明ガラスがしばしば使われる。しかしこの句の、「ガラスの城」となれば、災害に対する脆さ、割れ安さ、危険、のイメージが付き纏う。最近の台風で、高層ビルの脆さが露呈した。浸水で電気系統がやられ、エレベーターが使えなくなった。高層階の住人は、最悪である。

 水害はまだしも、近年東京に、震度7クラスの首都直下型地震が発生する、と言われているが、設計通りに造っていない偽装ビルが明るみに出る昨今である。今ある高層マンションのうち、どれくらい倒れずに立っていられるだろうか。

ダイモンジソウ(大文字草)

 


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