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一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

756  冬立つ日自負をうながす鳥がきて  仁

2012年11月07日 | 

 今日は立冬。暦の上でも俳句の上でも、今日から冬である。

  「自負」とは、「自分に負ける」ではなく、「自分を背負う」という意味。自分の学業や仕事、才能などに自信を持つこと。

  自負をうながす(促す)鳥・・・・うながす相手は、作者自身であろう。「もっと自分に自信を持ちなさい」と言う鳥。しかし、そんな鳥を、私は知らない。

  みすぼらしい鳥それとも美しい鳥だろうか。小さな鳥それとも大きな鳥だろうか。留鳥それとも渡り鳥だろうか。山野の鳥それとも海鳥だろうか。

  「どんな鳥なのか、想像がつかない」私が、馬鹿なのだろうか。どうしてもそう思えてくる。つまりこの句、自負をうながさないどころか、自信を喪失させる句のようである。

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