一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1263 折り返すバス耿々と蛍の夜   薪

2014年06月30日 | 

(おりかえす バスこうこうと ほたるのよ)

 湯河原町の千歳川に沿って奥湯河原に向かう途中、オレンジラインとの合流する所に、バスの折り返し点がある。そこは又、天然の蛍が飛び交う所でもある。付近に住宅はなく、通る車のヘッドライトがたまに光るだけで、蛍の鑑賞に適している。

 蛍のように、発光する動物や植物は、まれにある。その不思議さに私たち人間は驚く。しかし、人間は火を発見し、ロウソク、ガス灯、白熱灯、蛍光灯、LEDと光源を作り出してきた。しかし、この句のバスが、耿々と輝くのを、作者は決して喜んではいない、と私は思う。

アカメガシワ(雌花)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1262   風鈴と洗い晒... | トップ | 1264   蛍来いポリー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事