一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

3006  今日揚羽昨日金蚉あなたなの おぼこ

2023年08月18日 | 

 この句は、揚羽蝶とカナブン(金蚉、金亀虫、金蚊)に、亡くなった人へ「あなたなの?」と、問い掛けているのだ。

 さて、亡くなった人の霊魂は、身内など心を寄せていた人の魂と繋がっていて、大切な人をいつも見守っている、と言われている。

昆虫に出会ったふとした瞬間に、亡くなった人の気配を感じたり、死者の霊が会いに来た、と感じたりする、と言われている。その第一が蛍であろう。勿論、蝶や金蚉にも死者の霊が宿ると言われている。

「虫の知らせ」と一般的には言われているように、親しかった死者の見守りを昆虫に感じたり、何かの危険を昆虫が回避してくれた、などと感じるのである。

 お盆は過ぎてしまったが 、霊、魂、極楽(天国)、地獄、迎え火、送り火、先祖供養など、行事を含むその本質を今一度考えてみてはいかがでしょうか。参考に、矢作直樹の「人は死なない」をお読み下さい。

キンシバイ(金糸梅)

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