(にぎみたま かれのわたるは きつねびか)
神道における神の概念には、荒魂(あらたま、あらみたま)地震、雷、戦争、疫病などをもたらす神と、和魂(にぎたま、にぎみたま)雨や日光の恵み、平和など人間を幸福にする神があるという。人々は荒神の怒りを鎮め、和魂に変えるために、神に供物を捧げ、儀式や祭を行ってきたそうである。
狐火は、夜遠くに見えるという原因不明の青白い光。獣の骨が発する燐の燃える光、光線の屈折による、とも言われている。
残念ながら、私は狐火も人魂(ひとだま)も見たことがない。但し、例え見たとしても目の錯覚か、幻影にすぎない。