一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1037  経歴に花野彷徨一行分   麻耶子

2013年09月22日 | 

(けいれきに はなのほうこう いちぎょうぶん)

 先日、作者から第三句集「句歴華甲」をいただいた、掲句はその中の一句。ちなみに「華甲」の「華」を分解すると十が6つ、一が1つで、合計61。華甲の「甲」は、「甲子(きのえね)」で干支の最初をさしているので、数えの61歳つまり「還暦」を表わすようになったそうである。

さて、人様に自分の経歴を公表する機会は、そう沢山あるものではない。出生、年齢、学歴、職歴、褒賞など、どこまで詳しく書くかは、本人の判断にゆだねられている。作者は今日の「花野彷徨」を句集の経歴に入れたいという。それほど花野に感激しているのだ。句集を3冊も出している作者こその発想。

タムラソウ(田村草) キク科の多年草

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