(けいれきに はなのほうこう いちぎょうぶん)
先日、作者から第三句集「句歴華甲」をいただいた、掲句はその中の一句。ちなみに「華甲」の「華」を分解すると十が6つ、一が1つで、合計61。華甲の「甲」は、「甲子(きのえね)」で干支の最初をさしているので、数えの61歳つまり「還暦」を表わすようになったそうである。
さて、人様に自分の経歴を公表する機会は、そう沢山あるものではない。出生、年齢、学歴、職歴、褒賞など、どこまで詳しく書くかは、本人の判断にゆだねられている。作者は今日の「花野彷徨」を句集の経歴に入れたいという。それほど花野に感激しているのだ。句集を3冊も出している作者こその発想。
タムラソウ(田村草) キク科の多年草