旧暦の8月15日が仲秋の名月(十五夜、芋名月)。
一と月遅れの9月13日が、十三夜(後の月、豆名月、栗名月)
何故、後の月を十三日に祝うのか、理由はよく分からないが、日本固有の行事のようである。
さて、以前の話だが、十三夜に一杯やろうということになった。庭に、八畳ほどの広さに、薪をぐるりと積み上げてあったので、そこでやろうということになった。中央には煉瓦を積んで、薪を燃やす炉を作る。薪の壁の内側に、丸太を半分に切った椅子を4つ置く。
大鍋に野菜と肉を入れ、味噌味にして芋煮鍋である。あとは、一人一品の持ち寄りの品を並べる。月明かりと焚火の明かりだけの野外パーティーの始まりである。
しばらくして、メンバーの最後の一人がやって来た。これで全員そろった。