プリミティヴクール

シーカヤック海洋冒険家で、アイランドストリーム代表である、平田 毅(ひらた つよし)のブログ。海、自然、旅の話満載。

白き岬

2024-06-20 17:52:00 | 湯浅湾ツアー











 先日の白崎海岸ツアー。
 荒れやすい場所だけど、この日に限って超ベタ凪だった。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先住民の現代アート

2024-06-20 17:49:00 | アート・文化



 おもろそうなので買ってみた。
 最新は太古の中にあり。

 海や自然に対して最も敏感なアクティビティ、カヤッキングを通じて得た自然感覚をどのように表現、表出するかということは長年考えているテーマで、その流れから先住民文化に関する興味もつきない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

35キロという距離について

2024-06-20 17:43:00 | 湯浅湾ツアー







 先日行った湯浅湾一周35キロツアー。

 まあ1日35キロくらい漕げるようになると、カヤックで可能なだいたいの事ができるレベルかと。さらに50キロを漕げるようになると、本格的な旅もできる。と言っても自分でナビゲーションするとなるとまた話しは別だけど。30キロ以上漕ぐナビゲーションの中に、海との対話の真髄があると言っても過言ではないだろう。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

講演

2024-06-20 17:40:00 | アート・文化



 ちょっと前の話ですが、和歌山県青少年(補導、相談)センター連絡協議会研修大会という会に招いていただき、警察、行政、教育関係者の皆さんの前で「希望としての自然文化、環太平洋カヌー文化圏という視点」という題目で講演させていただきました。

 これからの時代に大事なこと、あるいは面白いことをお伝えするために、今後できるだけ呼ばれたらどこでも行ける範囲で行きたいと思います。機材がなくてもその場合、こちらでマイプロジェクター、マイスクリーンを持って参上します。よかったらお声かけください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外洋の瀬戸内海

2024-06-20 17:37:00 | 新聞記事




毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」84回目の今回は、外洋の瀬戸内海って感じの海についてです。よろしければご一読ください。

 この連載、次回で8年目に突入、まあ10年は続けたい。あとはまとめて加筆して写真増やして本にしよう。その短さのコラムの連なりは、あんまり本読まん人に対して伝えたいことを伝えるには、ちょうどいいか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本州最南端

2024-05-19 09:25:00 | 紀伊半島










 

 先日は南紀、荒船海岸から九龍島と串本大島北岸を経由して橋杭岩へのツアー。  

 カヤックは15キロから20キロくらい漕げるようになると様々なバリエーションルートでラインを描けるようになり、面白みも深まる。

 1日の中だけでも、島、半島、洞窟、岬、滝、河口と探索でき、どんな旅にも増してトリップ感が深まる。そして効率的に学ぶと、5回から10回くらいの経験で、それくらい漕げるようになる。

 ちなみにうちの店アイランドストリームで学んだ方は、老若男女誰でもほぼほぼそんな感じで、楽しんで下さっています。別に冒険野郎ではなく、ごく普通の人に深い自然の素晴らしさを味わってもらいたいんですよね。ということで、これからカヤックを自分の趣味にしていきたい方はぜひ。
https://www.island-stream.com/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウミガメとトビウオの海

2024-05-19 09:20:00 | 紀伊半島











 先日の南紀みなべ海岸ツアー。
 黒潮に運ばれてきたウミガメとトビウオの海。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯浅湾のサンセット

2024-05-19 09:17:00 | 湯浅湾ツアー










 鳴門海峡に沈む太陽。
 湯浅湾サンセットカヤックツアー。
 アイランドストリーム



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風が強くて木が曲がる

2024-05-19 09:11:00 | 新聞記事



 毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、81回目の今回は、五島列島の野崎島についてです。
 風が強くて木々が曲がってるところなどは、ローリング・フォーティーズと呼ばれる強風が吹く、ニュージーランド最南端のスチュワート島などを彷彿とさせる。
 興味のある方は、どうぞご一読ください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

開くべき価値観

2024-04-25 21:48:00 | 新聞記事



毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」80回目の今回は南紀串本大島・樫野崎です。ぼくの考える、海をゆくカヤッカーが開いてゆくべき価値観について触れています。興味がある方はどうぞご一読下さい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黎明期として

2024-04-25 21:46:00 | 新聞記事




 毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、79回目は台湾南部の話。ここに出てくるlafin sawmah氏はアミ族の木工芸術家で、YouTubeにも上がってるが、自然の本質を内奥で捉えた実にいい作品を作る。しかし残念なことに昨年6月に亡くなった。

 ぼくは彼が生きてたら間違いなく兄弟分みたいな友達になってただろうと直感する。運良くまだ生きている者として、彼の遺志を継いでいきたい。この冬に行ったポリネシアの旅も、彼のスピリットに捧げている。

 古代に隆盛を誇り、近現代にいったん駆逐され、前世紀末から今世紀になって再び復興してきた自然文化としての環太平洋カヌー文化は、今まさに黎明期そのものだ。ぼくなりの感性で、一つのスタイルを探求していきたい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

枠組みを越えて

2024-04-25 21:42:00 | 新聞記事


 
 毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、今回は台湾の蘭嶼島についてです。これはポリネシアのカヤック旅と繋がっています。よろしければご一読ください。

 ちょっと硬い言い方をすると、環太平洋にまたがるカヌー文化の本質的特徴を現地での海旅経験を通して掴み取り、そこからヤポネシアのカヌー文化の今後のあり方や可能性を考える旅。カヌーをカヌーというジャンル的枠組みを超えて、「自然文化」としてのレベルに押し上げたいという思いがぼくにはある。

 舵を失った船のように文化的ディレクションを失った今の日本。それでも物だけは豊富で、安いエンタメやSNSとともに消費生活にどっぷり浸ってたらそれなりに楽しく過ごせるようにできている。しかし、そんなのはゴメンだ、という人もまた増えている。
 ぼくはカヌー文化/自然文化というところで、そういうのとはまた違う、別の道筋が見出せると思って、色々やっている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポリネシアカヤックトリップ19

2024-04-25 21:39:00 | ポリネシア•カヤック旅











 タヒチ島にあるFAI VAAというアウトリガーカヌービルダーの工房を訪問。

 別にうちでアウトリガーカヌーを導入しようと決めたわけではないが、海や先人へのリスペクトに根ざしたポリネシアのカヌー文化には何かしら未来を感じさせられるものがある。

 一方、同じ太平洋で四方海に囲まれた日本のカヌー文化の現状を考える。日本のフィールドに最も適したカヌーはカヤックだが、社会的にも文化的にも地位は低く、過小評価されている。その辺をどう打破していくかの取っ掛かりを探っているだけ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポリネシア•カヤックトリップ18

2024-04-25 21:36:00 | ポリネシア•カヤック旅









 ポリネシア•ランギロア環礁往復縦断。
 世界で2番目にデカい環礁と言われるが、最果て感が強くて予想以上に味わい深かった。  

 なんせ200以上のモツ(小島)がある中で、主に人が住むのは2つの島だけ。理由はあまりにもノノ(サンドフライ)が多いからだという。ぼくもこっぴどくやられた。ノノは最恐の生物だと身をもって知る。

 半径25キロ圏内に夫婦2人以外誰も住まないゾーンがあって、たまたまそこを通ったときに彼らがいて、泊めさせてもらった。で、サヨナラする際に、ぼくに妙になついてきた犬が沿岸沿いについてきた。最初、ぼくも面白がって犬の散歩気分で進んでたけど、3キロも5キロもついてくる。小島と小島の間もガンガン泳いで渡る。そのうちもう一匹の犬も合流。さすがに腹が減るだろうと思い、サッと釣りして釣った魚をおろしてあげたりする(魚はいくらでも釣れる)。するとますますなついたのか、気がつくと10キロを超えてきた。 

 さすがにヤバいと思い、振り切るべく見えなくなるくらい沖まで離れたんだけど、15キロ地点くらいでやっと悟ったのか、哀しみと、バーカという侮蔑と、達者でなという惜別が入り混じった不思議な遠吠えを数分繰り返してトボトボ戻っていった。
 こいつら、人恋しいのだろう。
 こっちもだいぶセンチメンタルになる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ポリネシア•カヤックトリップ17

2024-04-25 21:10:00 | ポリネシア•カヤック旅











 ポリネシアではどこの海辺でもカヌーが転がっている。1000年以上続く海洋文化の象徴。これらを何気なく見ているとき、ひるがえって日本はどうなのかと思う。

 実はカヌー文化は日本の方が遥かに古く、例えば38,000年前に伊豆半島から神津島に渡った痕跡が残されている。また地味だけど旧石器、縄文、弥生期にかけてのカヌーの残骸が、結構出土している。 
 最近ブームなのか、色んなところで縄文縄文と聞くけど、なぜか土器や土偶のことばかり取り上げられる。だけどほんとの縄文スピリットを体現するのはカヌーなんじゃないかと思う。

 土器は学者が編年を調べやすいからクローズアップされるようになり一般化したが、正直なところ、別に現在使いもしないお椀や鍋の破片に、あまり心は動かされない。一方、カヌーは漕いでみさえすれば、その岬や島や海浜に吹く風や波を、身体感覚をもってして時空を超えて同じ次元で共有できるわけで、断然スピリットを感じる。
 日本の自然観のルーツである縄文的自然観、やりようによっては、神話の発生起源的なところまで探れるツール。

 四方を海に囲まれ、14125個も島のある日本列島。縄文がブームになるなら、カヌーもブームにならないと、ニセモノのような気がする。現在、日本で最も親しみやすいカヌーがカヤックだが、ポリネシアのようなシングルアウトリガーカヌーを導入してもいいかもしれない。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする