良寛禅師奇話 これは思い出したものから
年代に関係なく書く下書きとか原稿は無く
其のまま清書だ。
学問好き 50音の考えていたようだ、
研究中か、
ひふみ歌
ひふみよいむな やこともち、ろらねし、
きるゆゐ、つわぬそ、 おたはく、
めかうを,ゑにさ、りへて、のます、あせえ
と平仮名に書き
人含通 ,善命報名、親子倫元因、心顕練忍
君主豊位、臣私盗勿,男田畠芸,女蚕績織
家饒栄、 理宣照、法守進,悪攻絶
漢字でふり仮名
ヒトハフクムミチアリテ、 ヨキイノチムクヒナアリ、
ヲヤコハトモガラモトノチナミ、ココロハアラハシネリシノベ、
キミハアルジユタカニクラヰシ,ヤツカレハワタクシニヌ
スミナシソ,オトコハタガヤシハタウチクサキレ、
メハカイコシウミヲレ イヱハニギハヒサカヤセ 、
コトハリハムベテラセノリハマモリススメ
アシキハセメタエセ、
片カナで読みを。
持ち物私有物にしない、
自分の持ち物に良寛と名前は書かない
おれがの (新潟弁の方言で私の物)との意味か
ほんにおれがの (本当に私のもの)か
有名な話で良寛のかな は伝小野道風筆( 秋萩帖)
を学んだようだ、其の手本にした本が伝えられている
其の裏側に 『おれがの』とかいてあるが、
この本は良寛の本ではなく 新潟の人から借りた
本で返す時に おれがのサインがしてあるのを
とがめられて良寛は 良寛と書いたらなら悪いが
おれがのと書いたのだから、私がもっている時は
私のもの貴方のお返しすれば あなたのもので
それで良いではないか、といって笑った。