好奇 高齢者 の呟き

地場産業や蒲原の風景 山 山野草 良寛歌碑、 史跡 旧北国街道を訪ねる、 また聞いたり話した、方言を紹介したい、 

良寛禅師奇話〈続)

2007-03-30 00:21:33 | Weblog
人がお金をほ拾うと 大変楽しく嬉しいと言う
話を聞き そこで良寛は試してみようと
自分でお金を捨て ては拾って みたがいっこうに
うれしくも楽しくも 無い、これは人が私をだましたのだ
と疑いながら、更にくりかいしていると、
投げたお金が見えなくなって しまった、良寛は慌てて
あっちこっち一所懸命さがした、やっと見つけることが出来た、
このとき初めてお金を拾うと 楽しさが解かった、
やっぱりひとは私を だまさなかったんだと得心した。

良寛は自分が 僧籍で有りながら魚も酒も  そして他所の家で
食事をご馳走になり 魚なども 知らないものように箸をつけ
家の人が『それは鱈汁ですよ』と言うとああ今の鱈だったのか
気がつかなかった、なんだか知らないが とても美味しかった、
言った、まさか出雲崎の生まれで魚を知らない事は無い筈だが。

鴈 かもは 吾を見捨て去りにけり 豆腐に羽のなきぞうれしく

良寛の歌 他の客には鶏肉の料理が出されているのに 良寛には
精進料理がだされたことを、羨ましく詠んだ歌、

      加藤僖一良寛禅師奇話より
コメント
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