To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

天使と悪魔

2009-06-05 23:34:30 | 映画(劇場)
一昨日 天使と悪魔 を観てきました。



絶妙なバランスで虚実を取り混ぜ、観る側の知的好奇心を満足させてくれる面白い話になっています。

前作同様ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)に振り回されて、ローマ市内を疾走するはめに。

移動距離は短いのだけれど、めまぐるしくて少々疲れました。
謎解きは前作よりも簡単。
キーになるものを探し当てて、その差し示す方向へ行くだけ。
まあ、例によって名所巡りです。
しかし、今回は時間との勝負(反物質の爆発)という側面が大きいだけに、息もつかせぬ展開でスリリングでした。

ローマ、ヴァチカン市国の教会、広場、彫刻・・・どの映像も魅力的で、またイタリアに行きたくなりました。
サンタンジェロ城は入場することもなく、横目で見ながら前を通り過ぎてしまって、大変惜しいことをしました。
ベルニーニも殆ど知らなかったから、ミケランジェロの彫刻ばかり注目して見ていたし。

で、カメルレンゴ(ユアン・マクレガー)の犠牲的行動 ですよ!
感動して、思わず入信しようかと思ったほどです。

それにしても、上空で爆発させることと、ヘリから無事脱出できることは、あらかじめ想定していたのでしょうか。

これでホントに全面解決  めでたしめでたし?
どこか割りきれないような、美談で終わり過ぎのような、妙な違和感があると思ったら、やはり出てきましたね。
監視カメラの存在でアッサリ正体が暴露されてしまったのは物足りなかったけれど、なるほどねぇ~上手く欺かれちゃった。
刻印が逆さまに押されていたのは、こういう訳だったのですね。

娯楽映画としては面白いが、それだけといえばそれだけ。
ここ最近に観た「スラムドッグ$ミリオネア」と「グラン・トリノ」が良すぎたからな。
映画の種類が違うから比べても仕方ないか、好みもあるしね。

しかし、反物質(はんぶっしつ)についての記述を、いくら読んでもよく分からない・・・・・・