To be continued.

                   
アイリスの気ままに紡ぐダイアリー

スパイダーマン3 ★★★★

2007-05-11 22:24:50 | 映画(劇場)
スパイダーマン3 を観てきました。
とても好きなシリーズですけれど、完結編は1&2が大変面白かっただけに難しかったのだろうナァ~と思わせる内容でした。
今作で終わらせることが前提だと、展開に不自然なところやご都合主義的なものが目に付いて、
アレアレ・・・ みたいなね。
とはいえ、アクションには相変わらず目を見張り、上映時間139分があっという間に過ぎました。



監督  サム・ライミ
出演  トビー・マグワイア  ピーター・パーカー/スパイダーマン
     キルステン・ダンスト  メリー・ジェーン・ワトソン(MJ)
     ジェームズ・フランコ  ハリー・オズボーン
     トーマス・ヘイデン・チャーチ  フリント・マルコ/サンドマン
     トファー・グレイス  エディ・ブロック/ヴェノム
     ブライス・ダラス・ハワード  グウェン・ステイシー

スパイダーマンとして生きることや、MJとの関係に悩んでいた前作までとは別人のようなピーター
です。
ヒーローとしてニューヨーク市民に愛されるスパイダーマン、恋愛も大学生活も順調そのもので自信満々。
一方MJは出演した舞台が酷評され、役を降ろされるという最悪な状況。

そんなおり、謎の黒い液状生命体がピーターに取り憑き、ブラック・スパイダーマンと化してしまう。
黒いスパイダーマンの戦闘能力は格段に高まったが、同時に心にも変化を生じてさせていた。

そして今回の敵役は、
前回に引き続き、死んだ父の復讐に燃え“ニュー・ゴブリン”へと変身したハリー。
ピーターの伯父ベンを殺した真犯人で物理実験場に迷い込んで“サンドマン”と化したマルコ。
そして黒い生命体に支配され“ヴェノム”となってしまった同僚カメラマンのエディ。

新たにピーターの味方になる人物も出現!
予想外というか、あっさり転身してしまった印象を受けました。
でも今回のハリーはピーターより格好よかったヨォ~

まぁ黒いスーツのせいでおかしな行動を取るピーターも、俗な人間ぽくって今までにない面白さでした。

己の心の闇と闘うというテーマは、男の子が大人に成長する過程の定番として取り上げられていますよね。
でも他にも敵は沢山いて大忙しの今作なので、掘り下げ方が中途半端な感じ。
新たな敵のキャラも今ひとつ物足りないです。

最後のシーンも良く意味が分からない。ピーターとMJはこの先どうなるの?
二人の相性が良いとは、とても思えなくなってきました。

1と2とは、毛色が少し違う作品です。
いろいろ詰め込んだ分、ツッコミどころも数多し。
それを確認しに行くのもいいし、あんまり気にせずアクションを楽しむのも良い。
やっぱり1と2を観たのなら、ここまでは観ておかないとね。

続編に含みを持たせた終わり方でしたが、次があるのでしょうか・・・ もういいけど。