My-boomよ、永遠なれ。

熱しやすく、冷めやすいお調子者のマイブーム日記…
いよいよ人生は佳境に“ラスト・クオーター・サバイバル”へ

GR-Dで星空に挑戦する・ISO比較

2008-11-05 20:44:50 | スターウォッチ
夜空の撮影場所が自宅から車で30分足らずということで、比較的気楽に現場に行けるのが助かります。
ま、酒を呑んでウダウダしていることを考えればリーズナブルでしょう。

月が完全に沈むのが10時過ぎなので、それから準備しはじめます。
今回はISOのテストと光害フィルターのテストを行いました。
撮影対象はオリオン座です。まだ東方から出て来たばかりで光害の影響を受けています。本当は深夜の2時くらいの南天に達した方が条件は良いのですが0時半頃には薄曇になってきましたので撤収しました。
露出はF2.4のみで、撮影後の画像処理は加えていません。

<オリオン・ISO200>

通常はこの感度をメインにしようと思っています。
地平線に近い(低高度)場所では光害の関係で使えませんが、天頂付近(高高度)では条件によっては十分でしょう。

<オリオン・ISO100>

撮れる星等級が少なくなりますが、場面によってはこちらもありか…。

<オリオン・ISO64>

当然ノイズが少なく漆黒さが一番あります。天の川とか星雲を撮るより大きな星座を抜き出す様な撮り方には良いかも。

<オリオン・ISO400>

一枚画像で見せるには余りにツライものがあります。画像処理を前提にするのであればこれでも使えないことも無いかも。
風景の影部分でも分かるようにノイズはISO400以上になると急激に酷くなります。

天頂付近での比較
<ペルセウスISO200>

明るさやコントラストを調整すれば良い感じに仕上がりそうです。
M31の渦巻きを若干ながら捉えています。

<ペルセウスISO100>

天の川を識別するには辛いかもしれません。
カシオペアやペルセウスを見れば分かり易いですが、3~4等星は十分に撮ることが出来ます。

光害フィルターについて
光害の基となる水銀灯やナトリウム灯の輝線をカットし、その他天体からの光は極力透過する特性を持っているのが光害カットフィルターと言われるものです。
これらは干渉フィルターとも言われカメラへの光の入り角度によって効果どころかカラーバランスを壊してしまうこともあるのです。
従って広角レンズでは使えないことはある程度わかっていましたがテストしてみました。
<IDAS LPS-P2フィルター>


<Astronomik CLSフィルター>

二点ともものの見事に周辺のバランスが壊れています。

日本は温暖湿潤な気候のため、年を通じて諸外国と比べて湿度が高く、夜間の天体撮影では夜露のいろいろな弊害が出てきてしまいます。
今回も夜露でしっとりとやられました。撮影以外の時はカバーをかけたり、ブロー・スプレーでこまめに吹き飛ばすのですが180秒ではやはり曇ります。
撮影画像の周辺部が少しぼんやりとピントが合って無いように見えるのが夜露による曇りだと思います。
望遠ならフードがあるとある程度防ぐことが出来ますが、広角のフードでは殆ど役に立ちません。
これの対処としては幾つか方法があるのですが、これを考えると装備が増えてお手軽星野撮影にならないのですが…。
次回は夜露対策を講じて参ります。

GR-Dで星空に挑戦する

2008-11-03 19:47:58 | スターウォッチ
最近少し遠のいている夜空の撮影ですが、今回久々に挑戦することにしました。
9月に奈良の大台ケ原近くにある和佐又山キャンプ場では三脚にカメラを固定させただけの簡単な撮影でしたので、今回は星野赤道儀(ビクセンGPガイドパック改)に載せることにしました。

赤道儀を簡単に説明すると地球は極軸(南北軸)回転しているので、夜空は北極星を中心にして回っているように見えますよね。
これを同じように極軸に向けてゆっくり回転させて搭載したカメラで星を追尾させるのです。
夜空を撮影するには長時間の露出が必要ですが、赤道儀に搭載されたカメラはずーと同じ星空を撮影することが出来るのです。
実際には細かな設定や準備が必要なのですが、広角レンズでの星野撮影ではそれ程シビアになる必要はありません。

GR-Dで星野撮影を挑戦する訳は、最近ではツーリングやキャンプでの撮影のメインがGR-Dであり、かなり優れたコンデジであることが大きいです。
これと比較的コンパクトな赤道儀を合わせて風景と夜空を気楽に撮りたいと考えているのです。
本格的な撮影であればEOS-20a改と天体画像専用ソフトでかなりのモノが撮れる可能性はあるのですが、機材の準備や労力が大変ですので最近では気が重いのが現状です。

撮影場所は車で30分くらいの所にある某ダム湖の畔です。
夜空は完全なピーカンとは言えませんが、薄雲が流れている間げきを狙っての撮影ですが11時頃からは完全に曇り空になってしまいました。
2、300mm以上の望遠で天空の一部分を切り取るように撮影する場合では多少の光害でも何とかなります(フィルタ操作など)が、GR-Dの様な広角26mmでは光害の影響をもろに受けてしまいます。
撮影場所の西方の市街地上空は使えません。この時期、天の川は東西に跨いでいるので実際に撮影に使える空は北~南東くらいまで天頂付近となります。

東の空にはぼんやりとした星雲がスバルです。
画面左上からアルデバランにかけて天の川を薄っすら捉えています。

180秒バルブなので風景は流れています。
<スバル拡大>

ピクセル等倍

ほぼ天頂に向けて。画面の左右にカシオペアを跨いで天の川がこれも薄っすらと見えます。

撮影現場ではアンドロメダ大銀河が写っているとは思いませんでしたがさすがGR-Dです。
<アンドロメダ拡大>

ピクセル等倍

撮影を切り上げる時には東の空にオリオン座やM42が見え初めてきました。今度はその辺りの南天を綺麗に撮れれば最高ですね。

もともとGR-Dによる夜空の撮影は向いていないように思います。
今回はISO200で撮っていますがこれ以上に上げるとノイズが酷くなります。出来れば開放F2.4を使わず一段くらい絞れれば星が更に丸く取れるのですが判断が難しいですね。

もっとロケーションが良くてピーカンであれば天の川が重厚に写るはずです。次回に期待しましょう。
フォトショップで少し明るさとコントラストを調整しています。(ピクセル等倍は無加工)

GR-Dはシャッタースピード(今回180秒)と同じ時間をかけてノイズリダクションをしています。そしてメモリへの書き込みと結構ヘビーに電力を消耗しています。
バッテリーの消耗が激しいので予備バッテリー1個では厳しいかもしれません。

もっと手間ひまかけてRAWで撮影し、数枚の画像をコンポジットしたりダークノイズ減算処理などすればそれなりの作品は出来ると思いますが、GR-D星野撮影のスタイルは出来るだけ手抜きで手軽な撮影を目指していますのでしばらくはこんな感じですね。

至福のライド・タイム~嬬恋パノラマライン

2008-11-01 12:34:34 | BMW R100RS改サイドカー

10月27日
朝は用賀の東急ステイを8時頃に出発し、環八を練馬に向かうが出発時間を見誤ることに…。メチャ混んでいます。
ま、東京の大動脈だものね…仕方ありません。平日の都内をスムーズに抜けるのはあと2時間ぐらい早めに出ないといけません。

本日の目的地は安曇野にある「お宿 なごみ野」です。途中、浅間山北麗の高原地帯を周遊している嬬恋パノラマラインの北ルートを走ることにしました。
<用賀~なごみ野ルート>

走行距離288km。

天気は最高です。少し迷いましたが無事に練馬ICから関越道に乗りました。片側3車線の道を皆ビュンビュン飛ばしています。
私は余りに良い天気なのでアドレナリンが出ません。とろい走りになっています。どうぞ抜かして行ってください。
<関越道・高坂SA>

月曜日なのに観光バスがいっぱいいます。草津方面にでも行くのでしょうか?

<嬬恋パノラマライン・北ルート>


まずは「道の駅おのこ」を目指します。渋川伊香保ICを降りてR17~R353を約10km行くことになります。
<道の駅おのこ>


更にR145を西へ。草津温泉方面R292を北上すると県59(草津嬬恋線)を3kmほど南西に行くとパノラマライン・北ルートに入ります。
パノラマラインは浅間広域農道ですが新しく舗装を施された区間も多く、広く、きれいな路面と適度なアップダウンが続きます。
入口には立派はアーケードが設置してあり判り易くなっています。走行距離は20数kmほどでアドレナリンを出してぶっ飛ばす道ではありません。
北海道を思わせる広大な風景が続くので写真撮りで全く進みませんでした。









その絶景を楽しんだ後は本日の泊まり宿に一路向かうことに。

R144で上田市街を抜け、県65を南下して平井寺トンネル(有料200円)を抜ければR254に突き当ります。
これを西に安曇野に向かいます。

国道沿いや上田市街などで昼食を取りたかったがピンとくる店が無く、また蕎麦も食べたかったので久しぶりに「安曇野 翁」に行きたかったが定休日で断念。
やむなく宿に隣接する蕎麦屋「双葉」に4時頃入ることになった。
<双葉>

新蕎麦を頂くことに…

特に新蕎麦の風味が強くあるわけではありません。麺は少し太めでコシはまあまあでしたが蕎麦つゆが甘めでした。1050円也。
ちなみに、いつも行く蕎麦処「藤村」さんによると穂高温泉郷すぐ側、小さな美術館が点在する山麓線沿いは「蕎麦街道」とも呼ばれるくらい蕎麦屋が多く点在しているようです。
この双葉はその中でも老舗でリーズナブルではあるそうです。
藤村さんは松本市内の翁系「浅田」で修行していますので、この辺りは精通しています。

いよいよ本日の泊まり場所「お宿 なごみ野」に入る。
<なごみ野>

4500坪という広大な林の中に「和み」をコンセプトに佇む開業7年目の温泉宿です。
安曇野には当然数多くの宿がありますが、今回この宿を選んだ理由は中規模程度の建屋、24時間温泉、料理そしてリーズナブル感です。

目玉は月替わり創作懐石料理ということで、器も含め多少ヌーベル・キュイジーヌも意識していそうですね。
赤ワインのハーフも注文します。


撮影の腕が良くないので恐縮ですが、実際は非常に美味しそうです。
懐石なのでこの後デザートまで素材を活かした一品が続きます。しかも適度な量感なので少食な自分には合っています。

露天は午後11時までですが、内風呂は24時間で源泉は70数度と高く、冷ますための循環処理をしているようですが基本的には掛け流しのようです。

バイクの一人旅にも気持ちよく受け入れて頂き感謝しております。バイクを停める軒先を用意して頂きましたがサイドカーでは幅が有り、結局敷地内の駐車場にバイクカバーをして停めるになりました。
宿泊料と食事代が別々というのもユニークで、素泊まりでもOKと言うことです。
宿泊代(洋室ツイン)10,500円+夕食代5,250円+朝食代1,050円+その他・酒代等。

翌日28日も超快晴。
<駒ケ岳SA>

背景には山頂が白くなり始めた木曽駒ケ岳があります。

自宅まで中央道~名神を使うと約300kmで4時間半あれば帰宅出来ます。夕方4時までに帰宅しなければなりませんが、余りに良い天気なので途中で下道を使うことにしました。
中央道の飯田ICで降りてR153飯田街道(三州街道)を名古屋に向かい猿投グリーンロードから名神に入ります。
<飯田街道(三州街道)>

R153を南下し昼神温泉との分岐を少し走ると阿智村に「そば処すえひろあん」で昼食をとりました。

<すえひろあん>



麺の太さは普通だがコシはあります。蕎麦つゆと共に良く冷えて締まった感じです。
800円也。

猿投グリーンロード(有料400円)はETCが使えます。少しアドレナリン出てバンバン抜かしモードで楽しみ、名古屋から名神で無事に帰宅いたしました。


お台場の稲フェスに行ってきました
至福のライド・タイム~嬬恋パノラマライン