夜空を撮り始めた時に最初に購入したのがビクセンのGPガイドパックですが、いろいろ弄って行くと普通のGPになってしまいました。
それでもコンパクトな方だと思うのですが、GR-Dを載せるには余りに下太りと言うかゴッツイです。
今後の主な撮影スタイルを発展させても一眼デジ(EOS 20D改や35フルサイズ)に広角やせいぜい200mm望遠くらいまででの星空や星野構図になります。
そこで更なる軽量システムを構築することになり、幾つかメーカーのモノを比較した結果アイベルのCD-1+(プラス)に決まりました。
選択理由は価格面とモーターがビクセン製でGPとの共通面・規格が多くいろいろ融通が利くのです。
そして0.5倍速付コントローラー仕様と言うことで星野撮影には最適かもしれないと判断したからです。
アイベルで購入したものは…CD-1+(プラス)36,800円、アングルプレート3,980円、極軸望遠鏡9,800円です。
いろいろなセットアップを考えおおよそ決まりました。
持ち運びの基本形は拳銃やカメラ類に適任と言われる「PLANO社製Protector 1404」にしました。
<CD-1セットケース>
GR-Dに関連するものと、三脚以外ほとんど入っています。
システムをコンパクトにしても三脚の手抜きは厳禁です。
<三脚&アダプター>
ビクセンHAL-110にカメラネジ3/8インチネジ変換アダプターと1/4インチネジ変換アダプターを使用。
※変換アダプター類はどうも廃盤のようですが、別製品が対応していそうです。
大雑把に北に向けてセット。
<セット1>
CD-1自体を受け持つ微動マウントをほぼ真中にして…
<セット2>
アングルプレートに取り付けたレベルで三脚の水平を出します。
<レベル>
雲台はマンフロット 410を搭載。
<雲台セット>
前回までの撮影はスリックバル雲台(自由雲台)を使っていて問題ありませんでしたが、今後ガイド鏡も使う場面もあるかもしれないのでコレにしました。作りは頑丈ですが重いス。
これから極軸合わせの為の準備をします。
CD-1を大よそ正確な北に向けるために石神井計器製作所製のコンパスグラスを利用します。
このコンパスを極軸望遠鏡に取り付けるために少し削ったり、ボーグのパーツを利用しています。このツールはGPの極軸望遠鏡やガイド鏡に利用するために作りました。CD-1用の極軸望遠鏡に取り付けるためにビニールテープ(緑色)で太さを調整しています。
<コンパスグラス>
<コンパスグラス取り付け1>
微動マウントを使って0度に合せればかなり正確な北を向きます。
<コンパスグラス取り付け2>
レベルメーター(新潟精機)を使って極軸に緯度を大よそ向けます。
<レベルメーター>
撮影場所の緯度に合せればいいので、ここでは35度にしました。車にカーナビがあれば詳しい情報が得れますし、昭文社ツーリングマップルにも緯度が記載されていますので四捨五入の度単位で十分です。
ここまですると極軸望遠鏡(もちろんアライメント済み)の何処かには北極星が導入されているはずです。
CD-1の電源は「MyBattery PRO」でコントローラーCD-1C+と共にストーンバッグに入れる。
<コントローラー&バッテリー>
EOSや極望、ガイド鏡にはアングルファインダーがあると便利です。特に股関節や腰が悪い小生には必需品です。
<アングルファインダー>
光映舎のオリジナル(キヤノン純正のアングルファインダーを加工)でSP/GP赤道儀用を使用しました。これもいい値段しますが助かります。
<極軸望遠鏡に取り付け>
ガイド鏡をセット。
普段GR-Dで撮る分にはシビアな極軸合せは必要ありません。極端に言えば上述した内容でも十分だと思われます。
更に極望を使ってやれば標準レンズでも問題無いと考えています。
さすがに100~200mmレベルの望遠を使用するなら極軸合せを追い込む必要があると思います。
<ガイド鏡>
コンパクトなミニボーグ50を使います。
CD-1に電源を入れ一倍速にして25mmアイピースで南天辺りの恒星を真中に導入します。
<ガイドアイピース>
次にガイドアイピース(アストロ光学 HE-Or4mmGE 24.5mm・廃盤)に入れ替えます。これは十字のレチクルがLEDで浮かび上がるのでその中心に恒星を導入します。
最初のアイピースとは焦点が異なっていますので素早く合焦させます。
ここから恒星追尾方式(正式な呼称は分かりません)で鏡軸合わせを追い込みます。
その方法は割愛しますが、この方法をマスターしておくと撮影時に北極星が使えない時、例えば南向きのベランダから撮るときに重宝します。
<ガイド状態>
この時マンフロット410は微動台としての能力を発揮します。
GR-Dをセットします。ガイド鏡と取り替える時には慎重にしましょう。マンフロット 410のカメラプレート・セット時のレバーショックはかなりのものなのでビビリます。
<GR-D搭載>
星野撮影時はなるべく構図が水平に近い方がいいのですが、この点だけだと自由雲台の方が操作しやすいかもしれません。
<GR-D搭載・縦位置>
この方が使い易いかもしれない。
夜露対策
前回のテスト撮影時にも問題になった夜露対策を幾つか考えたが、こればかりは実践で使わない限りその成果は何とも言えませんが取り合えず紹介します。
<夜露対策全貌>
夜露対策の切り札的な存在はヒーター・システムです。
これをGR-DオプションのGH-1に透明フィルター(37mm径)装着したものに巻き付ける。
そして、パソコンの冷却ファン「Spot Cool」をクリップ付き小型自由雲台に取り付け、更に電源をシガーソケット用に改造したものを取り付ける。
<夜露対策システム>
このファンには青LEDが光るようになっているのだが、迷惑な機能なので車用のリペイントで塗り潰すことにしました。
<ヒーター・コントローラー>
Kendrick社製のヒーターパッドとTHOUSAND OAKS OPTICAL社製コントローラー(いずれも国際光器)
電源はポータブル電源Meltec SG-1000。
<ポータブル電源>
大体、こんな感じで実践に突入しようと思っています。
最後に星空撮影の必需品としての逸品を紹介します。
<SUREFIRE>
シュアファイヤーは欧米の警察・SWAT・軍隊などで正式採用されている超ハイパワーフラッシュライトです。
この中でも小型で使い易いL2-HA-WH(左)とL1-HA-RD(右)を現場に持って行きます。
特にL1は赤色なのでカメラ周りや赤道儀の調整には便利です。これを口にくわえて作業すると微妙な所まで照らすことが出来しかも両手が使えます。
さ、この新システムでいつ出撃できるかな…。
それでもコンパクトな方だと思うのですが、GR-Dを載せるには余りに下太りと言うかゴッツイです。
今後の主な撮影スタイルを発展させても一眼デジ(EOS 20D改や35フルサイズ)に広角やせいぜい200mm望遠くらいまででの星空や星野構図になります。
そこで更なる軽量システムを構築することになり、幾つかメーカーのモノを比較した結果アイベルのCD-1+(プラス)に決まりました。
選択理由は価格面とモーターがビクセン製でGPとの共通面・規格が多くいろいろ融通が利くのです。
そして0.5倍速付コントローラー仕様と言うことで星野撮影には最適かもしれないと判断したからです。
アイベルで購入したものは…CD-1+(プラス)36,800円、アングルプレート3,980円、極軸望遠鏡9,800円です。
いろいろなセットアップを考えおおよそ決まりました。
持ち運びの基本形は拳銃やカメラ類に適任と言われる「PLANO社製Protector 1404」にしました。
<CD-1セットケース>
GR-Dに関連するものと、三脚以外ほとんど入っています。
システムをコンパクトにしても三脚の手抜きは厳禁です。
<三脚&アダプター>
ビクセンHAL-110にカメラネジ3/8インチネジ変換アダプターと1/4インチネジ変換アダプターを使用。
※変換アダプター類はどうも廃盤のようですが、別製品が対応していそうです。
大雑把に北に向けてセット。
<セット1>
CD-1自体を受け持つ微動マウントをほぼ真中にして…
<セット2>
アングルプレートに取り付けたレベルで三脚の水平を出します。
<レベル>
雲台はマンフロット 410を搭載。
<雲台セット>
前回までの撮影はスリックバル雲台(自由雲台)を使っていて問題ありませんでしたが、今後ガイド鏡も使う場面もあるかもしれないのでコレにしました。作りは頑丈ですが重いス。
これから極軸合わせの為の準備をします。
CD-1を大よそ正確な北に向けるために石神井計器製作所製のコンパスグラスを利用します。
このコンパスを極軸望遠鏡に取り付けるために少し削ったり、ボーグのパーツを利用しています。このツールはGPの極軸望遠鏡やガイド鏡に利用するために作りました。CD-1用の極軸望遠鏡に取り付けるためにビニールテープ(緑色)で太さを調整しています。
<コンパスグラス>
<コンパスグラス取り付け1>
微動マウントを使って0度に合せればかなり正確な北を向きます。
<コンパスグラス取り付け2>
レベルメーター(新潟精機)を使って極軸に緯度を大よそ向けます。
<レベルメーター>
撮影場所の緯度に合せればいいので、ここでは35度にしました。車にカーナビがあれば詳しい情報が得れますし、昭文社ツーリングマップルにも緯度が記載されていますので四捨五入の度単位で十分です。
ここまですると極軸望遠鏡(もちろんアライメント済み)の何処かには北極星が導入されているはずです。
CD-1の電源は「MyBattery PRO」でコントローラーCD-1C+と共にストーンバッグに入れる。
<コントローラー&バッテリー>
EOSや極望、ガイド鏡にはアングルファインダーがあると便利です。特に股関節や腰が悪い小生には必需品です。
<アングルファインダー>
光映舎のオリジナル(キヤノン純正のアングルファインダーを加工)でSP/GP赤道儀用を使用しました。これもいい値段しますが助かります。
<極軸望遠鏡に取り付け>
ガイド鏡をセット。
普段GR-Dで撮る分にはシビアな極軸合せは必要ありません。極端に言えば上述した内容でも十分だと思われます。
更に極望を使ってやれば標準レンズでも問題無いと考えています。
さすがに100~200mmレベルの望遠を使用するなら極軸合せを追い込む必要があると思います。
<ガイド鏡>
コンパクトなミニボーグ50を使います。
CD-1に電源を入れ一倍速にして25mmアイピースで南天辺りの恒星を真中に導入します。
<ガイドアイピース>
次にガイドアイピース(アストロ光学 HE-Or4mmGE 24.5mm・廃盤)に入れ替えます。これは十字のレチクルがLEDで浮かび上がるのでその中心に恒星を導入します。
最初のアイピースとは焦点が異なっていますので素早く合焦させます。
ここから恒星追尾方式(正式な呼称は分かりません)で鏡軸合わせを追い込みます。
その方法は割愛しますが、この方法をマスターしておくと撮影時に北極星が使えない時、例えば南向きのベランダから撮るときに重宝します。
<ガイド状態>
この時マンフロット410は微動台としての能力を発揮します。
GR-Dをセットします。ガイド鏡と取り替える時には慎重にしましょう。マンフロット 410のカメラプレート・セット時のレバーショックはかなりのものなのでビビリます。
<GR-D搭載>
星野撮影時はなるべく構図が水平に近い方がいいのですが、この点だけだと自由雲台の方が操作しやすいかもしれません。
<GR-D搭載・縦位置>
この方が使い易いかもしれない。
夜露対策
前回のテスト撮影時にも問題になった夜露対策を幾つか考えたが、こればかりは実践で使わない限りその成果は何とも言えませんが取り合えず紹介します。
<夜露対策全貌>
夜露対策の切り札的な存在はヒーター・システムです。
これをGR-DオプションのGH-1に透明フィルター(37mm径)装着したものに巻き付ける。
そして、パソコンの冷却ファン「Spot Cool」をクリップ付き小型自由雲台に取り付け、更に電源をシガーソケット用に改造したものを取り付ける。
<夜露対策システム>
このファンには青LEDが光るようになっているのだが、迷惑な機能なので車用のリペイントで塗り潰すことにしました。
<ヒーター・コントローラー>
Kendrick社製のヒーターパッドとTHOUSAND OAKS OPTICAL社製コントローラー(いずれも国際光器)
電源はポータブル電源Meltec SG-1000。
<ポータブル電源>
大体、こんな感じで実践に突入しようと思っています。
最後に星空撮影の必需品としての逸品を紹介します。
<SUREFIRE>
シュアファイヤーは欧米の警察・SWAT・軍隊などで正式採用されている超ハイパワーフラッシュライトです。
この中でも小型で使い易いL2-HA-WH(左)とL1-HA-RD(右)を現場に持って行きます。
特にL1は赤色なのでカメラ周りや赤道儀の調整には便利です。これを口にくわえて作業すると微妙な所まで照らすことが出来しかも両手が使えます。
さ、この新システムでいつ出撃できるかな…。