愛車BMW R100RS改は昨年(2016)の11月に車検を迎えるにあたり、遡ること数カ月、悶々と悩む時期が続いておりました。
就職後の生活環境の変化によりサイドカーを含めたバイクライフもガラリと変化し、正直またがる機会が激減しました。
My-boomの一つとしてバイクライフを手放す事は考えられませんが、現状に応じた変化を考察・実現させることも必要です。
その考察(サイドカーを手放す理由)を述べる前に…
初めての北海道ツーリング(2008.5)富良野 星に手のとどく丘キャンプ場にて
今から見るとシンプルなキャンプだなぁ~。
でも最高・至福のキャンプツーリングとして忘れる事はありません。
愛犬ハル、パッセンジャーとして加わる(2013.1)
サイドカーを購入した時には愛犬をパッセンジャーとして向かい入れることは想定していませんでした。
東日本大震災の2011年春にやってきたハル。乗り物に慣れさすため車から訓練し、口頭指示で乗降り出来るようになりました。
NK autoさんで委託販売をお願いしました。(2016.11)
帰路につく電車の中で、自身に愛車を手放した事を納得させるために葛藤しておりました。
ショップの委託販売記事…ブログより
「お勧めのサイドカー BMW R100RS+クマガヤ(黒)」
無事に名古屋のお客さんが新オーナーになられたそうです。
サイドカーを手放す理由とは…
身近にバイクの面倒を見てもらうショップが無いことが、将来的にずーとサイドカーを乗り続けることに不安を抱かせる。
NK autoさんに対しては満足しています。が、摂津にあるショップまで片道約90kmは遠いです。
BMWソロ(側車無し)だと、軽い整備やトラブルで緊急避難的に持ち込めるショップは近所にあります。
しかし、特殊性の高いサイドカーをおいそれ面倒見てもらえるショップはありません。※もちろん、このサイドカーを購入したが、酷い整備などで縁切れになった奥野モータースは論外であります。
自力で修理や整備、トラブルをある程度解決出来ればまた異なった判断にはなるでしょうが。
もう一つの理由は…
ボクサーエンジンを搭載するR100RSは、エンジン排熱によって時にライダーを苦しめます。一説には「ストーブを抱いて走る」バイクと称されるくらいです。
普段の走行中はそれ程感じなくても、夏場渋滞にでもハマると最悪で、側車側は高温の排熱が逃げにくく特に大変です。
好きで乗っている私自身は、どんなにキツイ状況でも自業自得ですが、同乗させるハルには酷な話です。
他人に同乗するハルが微笑ましく見えても、実は虐待的な扱いをしているのではないかと感じる時もあります。
出来るだけ同乗するハルには負荷を掛けないように気を使いますが…
さて、私のサイドカーライフは15年の幕を降ろしました。
これでHD一台となってしまって、バイクライフが寂しくなるのか?
おっと!実はしぶとく次の計画を練っておりました…後日公開の予定です
いよいよ今夏、愛犬ハルを伴ってBMWサイドカーで北海道ツーリングをする準備として入梅前プチ・キャンツーを遂行しました。
キャンプ先は桜並木で有名な琵琶湖の北西部に位置する「海津大崎キャンプ場」であります。←googleマップ参照
走行距離:往路約77km(赤線)、復路約87km(青線)/GPSロガーm-241にてロギング
琵琶湖を反時計回りで走るコースですが、おそらくご近所キャンプという意味では近さ度ベスト3に入るでしょう。
実際の長期ツーリング用としての一部装備(着替え、ペットフードなど)と持参するか迷っている一眼レフとポラリエ(ポタ赤)そして三脚などは今回積んで行きませんでしたが、ほぼフル装備にしました。
サイドカーでのキャンプツーリング装備はおおよそ把握できますが、そこにパッセンジャーとして愛犬ハルを同乗させるので搭載内容が若干変更があると思われます。
5月24日(土)…時々
今回はキャンプ先が近いと言うこともあって自宅出発はゆったりと午前10時過ぎ、ガソリン補給も途中で済ませます。
中間休憩地として約50kmほど走った道の駅・湖北みずどりステーションに着いた直後に紺色のBMWサイドカーが到着されました。
暫し、サイドカー&愛犬談議で楽しいひと時…。
隣県・岐阜のライダーさんで愛車はBMW R100RS改サイドカーでクマガヤ製で私のMk-IIと同系デザインです。
若干カー側のトランク部分やサイドブレーキの意匠が異なります。
本体はモノサスでおそらく'91~92年式をオークションで購入されたそうです。
アールズフォークに18インチのバイク用タイヤが奢られており、何でも走行距離で約4000キロでタイヤ交換だそうです。
大変綺麗に乗っておられて整備もほとんど自分でされているそうで、うらやましい限りです。
ボクサータイプのサイドカーと愛犬ハルを見つけて直ぐに私がこのブログ筆者だと判ったようです。
こんな稚拙なブログを拝見していただき誠にありがとうございます。また、どこかでお会いしましょう。
午後1時半頃には「海津大崎キャンプ場」に到着。楽勝デス。
既に6~7組のキャンパーが設営しています。
キャンプ場と言うより道端の旅館の駐車場と浜を整備したような感じ。でもロケーションは抜群!
利用料はバイク500円、車1000円/一泊です。サイドカーはバイクと同料金です。
もちろんペットもOK。
車やバイクはフリーのサイトにほぼ横付け状態です。
厳しい日差しも木陰で凌ぎやすい。
私のサイトはいちばん端でトイレ(自然落下型)に近い。
地面は固めですが持参したスノーピークのソリッドステーク30(ペグ)を打ち込んで行きます。
設営後は10キロほど離れた今津へ買い物です。コンビニとホームセンターで一晩分の買い出しを。
もう4時前にはこんな状態。
木陰で大変助かりましたが、もしかすると次回はミニタープも積み込むことになるかもしれません。
今夜はレトルト・カレーとパック米、氷、酒&つまみ類で凌ぎます。
日が暮れると少し肌寒いので少しジャケットを羽織ることに…。
すっかり日が落ちた頃にはアルコールが脳みそをグダグダにしたので写真も撮れませんでしたが、新戦力のLEDランタンも明るさ十分です。
5月25日(日)…
簡単に朝食(菓子パンと野菜ジュース、春雨スープ)を済ませ、午前10時前には撤収完了しました。
帰路はR367(鯖街道)を南下するルートも考えましたが、昨日以上に暑くなりそうなのでR161を使いツーリング時間を短縮することにしました。
暑い~!!!!!
道路温度計は28℃を示しております。
と言うことでNKオートさんに先日特注で製作していただいた愛犬ハル用のサンシェード(日よけトノカバー)登場!
通常トノカバー用のフレームも流用。
後方への空気流をスムーズにするための窓もあります。
見えていませんがフレームには裏側からマジックテープで固定できるようになっています。
この調子で行く先々で人気者です。でも実用的。
もう~暑いねん…。
そんな時にトラブル発生!!
自宅に到着寸前にギアチェンジレバー連結ロッドのナット(ミッションケース側)が欠落してチェンジペダルがプランっとなってしまいました。
ギアチェンジレバー連結ロッドとは「甦るBMWサイドカー…今度こそ」←参照
これではギアチェンジが出来ないよ~ヤレヤレ~
NKオートさんに連絡してM6(6mm径)ナットであることを確認して、代用できるナットが使われている箇所を聞いてみた。
ハンドルカバーを外して色々観察したら、カーナビ用の取り付けステーを止めているナットがM6だと判明。
さっそく取り外して汗だくになりながら何とか応急処理が完了。
前回のキャブ・トラブルの教訓から追加で工具を用意していたがボルト・ナットまで用意していなかったので工具に追加して置きました。
今回の反省事項として…
愛犬ハル用に日よけを作りましたが、この猛暑でのバイク移動は人にも犬にも過酷です。
夏の長期キャンプツーリングには敢えて走らないのも選択肢であります。
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修理に入っていた愛車BMW R100RSサイドカーを昨日引き取りに大阪・摂津にあるNKオートさんへ行って参りました。
ショップは店休でしたが都合により開けていただき、午前10時前に到着しました。
久々に通勤・通学時間に電車を利用しましたが、ヒト息で疲れますね。
NKオートさんから提供していただいた画像を見ながら修理の経緯を説明して頂きました。
まず大変なのはサイドカーを降ろす事から始まります。画像提供:NKオート 以下同
サイドカーの修理ってホント広い場所が必要です。
ブレーキローターやキャリパーも当然外します。
これが問題のヘドロ状でサビ混じりのオイルが出現。
オイルシール交換へ。
ドライブシャフトからベベルギアでファイナルに繋がる様子はこんな時でなければ拝めません。
ベアリングなども含め全てを取り出し、洗浄と整備。
ギアやベアリングには異常無しのようです。
新品ガスケットやリングを組んで無事修理完了です。
ショップではどうしてデフオイルがこんな状態になったのかは不明だそうです。
修理・整備の明細。
よく見るとちょっと変わったアイテムが記載されています。
これは後日どんなものか紹介したいと思います。
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昨日は大阪・摂津にあるNKオートさんにBMWサイドーのオイル交換のために訪店しました。
昨年11月にミッションOH等でお世話になって以来です。
「甦るBMWサイドカー…今度こそ」←参照
この間の走行距離としては1,000kmも走っていないと思われます(メーター確認取れず)が、ちょうど半年間のタイミングで交換することに。
入梅する前に愛犬ハルを連れてキャンプツーリングを実践したかったので、GW明けと決めていました。
また、ミッションギアの入り方(Low-N-2nd間)に少し違和感があったので、その点も見ていただきました。
※この点は、具体的に調整する事はほとんどなくギア・チェンジの慣れ・コツを昇華していくしかない様です。まっ運転には無支障なので気にはなりませんが。
オイル交換の内容はエンジン、ミッション、シャフト、ファイナル・デフの四種類を交換します。
店長曰く
「デフオイルが赤っぽく汚れ、量も少し多く排出されている。」
「赤っぽいのは恐らくファイナルギアの錆かな?オイルは乳化こそしていないが水気が混入した可能性がある。」
前回の整備後に雨中走行はしていませんし…。
ただ気になったのは後輪ホイールやシャフトカバーにオイルの飛散がみられました。
走行後のデフ温度の変化で内部結露が発生して水気となる場合もあるらしいが、決定的な原因は不明。
さらにデフ周りをチェックされるとオイル漏れ(滲み程度)が発見されました。
「おそらくオイルシールの交換が必要かもしいれないが、分解して整備が必要。」との事。
「今日は乗って帰れません。」 ガーン!!
前回の修理時は乗って帰れないのは覚悟していましたが、まさか今回もとは…。
「部品の手配もあるので一週間程度かかるかも…また連絡しますわ。」
ショップ近くの吉野家で昼食を食べたあと、ポカポカ陽気の中をバスと電車に揺られて帰った次第であります。
本当に冗談抜きに愛犬ハルを乗せて行かなくて良かったなぁ~。

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昨日は少し寒さが緩んだ一日でしたね。時々
午前中はブログの更新作業や所用のため自宅にこもっておりましたが、午後も穏やかな天候が続きそうでモゾモゾです。
今日こそBMWサイドカーの新年初乗りを愛犬ハルと果たすために走ろう!
少し走り出すと道路温度計は10℃弱とやはり寒ぞ…せめて琵琶湖畔までは行かなくては。
自宅から約20kmにある東近江市能登川水車まで何とか行こう。2008年3月撮影
途中2~3kmは湖畔も走ったし…
はっきり言って、寒いねん…。
せめて何か着せて欲しかったなぁ~
走行中の寒風はこんな感じでウィンドシールドが守っている。
そうそうに帰還しよ…
2014年初乗りの走行距離は約40kmと超ーヘタレであります。
実は10日ほど前に一度チャレンジしたのですが、余りの寒さと風ですぐに帰って来ました。
言い訳になりますが私自身は完全防寒で走れるのですがハルがとても辛そうなので…。
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さすがに紅葉から落葉に向かうこの時期、調子が戻った愛車BMWサイドカーを駆って近所をぶらりと紅葉を見に行くことにしました。
愛犬ハルのトリミングが予約してあったので、先に車でペットサロンに届け仕上がり頃に合わせてサイドカーで引き取ることに…。
その間に紅葉スポットへ…近所にはR421沿いに永源寺という紅葉の名所がありますが、観光客のバスと車で混雑しております。
さらにR421を愛知川沿いに上がると…
シンプルに一本立ち。
ペットサロンでハルをピックアップして近所をぶらり。
日差しが有るとは言え山間部を少し飛ばすと寒い!
余り好戦的にワインディングするとハルもキャノピーに顔をすくめてしまうのでノンビリモードでほとんど走る事にしました。
愛車は至って調子が良いのですがシフトチェンジ時に抜けたり、ローギアが入り難い時が時々ありますがこれも慣れの問題ですかね。

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先月10月中旬にNKautoさんに再入院していた愛車BMWサイドカーが昨日無事に退院いたしました。
またまた気分は(x_x;)BMWサイドカー再入院。←参照
風が少し強いものの好天で引き取りには恵まれました。お昼過ぎにショップに到着。
私鉄、JR、バスを乗り継いで約2時間半…
作業場は目一杯修理のバイクで埋まっておりました。
今回の修理について ※以下画像提供はNKauto
サイドカーの修理は真っ先に舟を取り外し、その置き場と作業場の確保が優先されるそうです。
ガソリンタンクやキャブ、エアクリ、ミッション~ドライブシャフト~後輪などが取り外される。
キャブレターのOH
ちょうど一年前の車検・整備でOHされたはずのキャブレターがこんなに汚れております。
ブログ本日のNKオート「BMW BINGキャブ OH」←参照
メンテされていなかったOリング
Oリング交換
前回車検・整備時のキャブレターのOHは何だったのだろうか?
外見もキレイに
綺麗にOHされたミッション内部
ブログ本日のNKオート「BMW R100RS ミッションOH」←参照
破損したスピードメーターケーブル用樹脂製スリーブの交換
ここにヒビが入ると、雨水はケーブルを伝って重力に任せてここからミッションに入り込みます。
当然そのまま放置したら乳化したオイルが回って、ミッション内はサビだらけ、ベアリングは破損してしまいます。
ギアチェンジレバー連結ロッドの交換
オリジナルで破損した保護用のゴムブーツは廃番のため新たに連結ロッドを装着
舟側後方トランクに搭載されていたサブバッテリーは車用バッテリーに交換して事前のトラブルを回避。
ブログ本日のNKオート「サイドカーと本車にバッテリー」←参照
エンジンヘッドカバーセンターのスタッドボルトをナメているのも修復
ブログ本日のNKオート「ナメて潰れてしまったネジ(ヘリサート挿入)」←参照
ヘッドカバーのガスケットの交換
ブログ本日のNKオート「BMW R100RS バルブクリアランス」←参照
あれ程他店での液体パッキンの使用をバカにしていた前ショップには呆れてしまう!
修理・整備の総括
今回NKautoさんの作業内容のレポート&費用
BMWサイドカーの前回の車検・整備は東近江市の奥野モータースで行いました。
「BMWサイドカーの災難は終わらない。」←参照
上記にはこのショップの請求書を取り上げています。
そこにはエンジンO/H(腰上)、キャブレターO/H、ニュートラルS/W、メーター修理などの項目が上げられていますが、まともな修理・整備ではありません。
納車時にはNランプやタコメーターの接触不良やジェネレーターのパンク(これは絶対確信犯です)など様々な不具合の連発でした。
車検・納車後の様々なトラブルは新しいショップNKautoさんに対処・修理していただき、それも素早く丁寧な説明で大変満足しています。
今回のミッションOHは正直まいりました。経費上のこともありますが、こんな重症を患っていた愛車には申し訳なく思っております。
あえて前ショップの名前を明記する(奥野モータース)ことで、私のように悲惨な目に合わない方が一人でも減ることを祈るばかりです。
もちろん、どんなバイクショップと付き合うかは自己責任が前提であり、悲惨を悲惨と感じないでショップと付き合うことを良しとするのも自由であります。
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BMWサイドカーのミッションのリプレイスと組み上げが順調に行われているようです。
驚くほど早くミッションassyを入手されたショップ(NK autoさん)には敬服します。画像拝借
ブログ「本日のNKオート」BMW R100RS ミッションOH←サイト参照
ベアリング、シール、ガード類は全て交換、ケースはサンドブラストで綺麗にされています。
前のショップ(某Oモータース)なら早くて半年、おそらく一年以上待たされることを覚悟しなければなりませんでした。
そしてヘタをするとほとんど乗れずに車検切れとなり、悲惨なことになる可能性が非常に高かったと思います。
田舎のだだっ広い店舗、広い作業場やバイク置き場を有すればサイドカーを複数台修理に入れても大丈夫だろう。それらとは別にバイクや部品を保管する倉庫も複数あったし。
そりゃ納期のプレッシャーも受けず(いや、感じず)にのんびりと仕上げて行ける訳だよね。それにしても9年待ちは…
ところが都会で手狭な作業場とバイク置き場でやり繰りしなければならないショップでは必然的に場所を喰うサイドカーなどは手早く納車しなければ仕事が廻って行かないでしょう。
軽微な修理で持ち込み(事前の予約は必要)、急きょその場でサイドカーの入院を引き受けて頂いて大変恐縮しております。
少し事情は異なりますが先日伺ったSOUL TO SOULさんではサイドカーの修理は受けていません。

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先日、急きょNK auto(摂津市)さんに入院してしまった愛車の近況が入りました。
オシャカになって載せ替えることになったミッションは現在準備が進んでいると思いますが、それより先に行われたBINGキャブのOHの状況です。画像拝借
ブログ「本日のNKオート」BMW BINGキャブOH←サイト参照
前ショップで長らく放置されたガソリンタンク内はやはりサビなどで汚れていたようです。
こってりOHされたキャブで調子が戻ると良いな~。
とにかく頼れるショップで有り難いことですね

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二日ほど前にサイドカーの修理を依頼していたNKautoさんから連絡が入りました。
異音やシフトトラブルの原因が判明したようです。
別体式トランスミッションのアウトプットフランジ(ドライブシャフトへの出力部)を外すと衝撃の画像が…※以下画像提供はNKauto
ミッションケース・カバーが破損しています。
ユニバーサルジョイントが当たってケースカバーが押し広げられて割れています。
ここでBMW R100のトランスミッションの事を調べてみました。
パーツ構成※BMWメンテナンスブックより
右下がミッションギアなどが収められているケース本体で右上がケースカバーです。
今回破損したのは赤丸部分で後方へドライブシャフトが繋がれる所になります。
ここでシャフトやギアなどミッションの仕組みを勉強してみました。
左下に3本並ぶシャフトについて。
A:インプットシャフト→ここでクラッチを通じての駆動力を、スプリングでショックを吸収しつつ受け取ります。
B:カウンターシャフト→これがないと、理論的にリアホイールが逆回転になってしまいます。
C:アウトプットシャフト→ギアは左から5速・3速2・4・1速です。
ケースにはこんな感じで収まっています。※BMWメンテナンスブックより
トランスミッションのケースカバーが破損した理由は…。
ベアリングが破損していました。
D:パイロットベアリング(進行方向側)
砕けたベアリングは飛び散っています。
アウトプットシャフトをケース本体の底側で受け止めるガードプレート(パイロットベアリング側近にある)まで破損。
ケース内部で飛び散ったベアリングやプレート類の残骸。
ショップの見解では…
アウトプットシャフトのパイロットベアリング(進行方向側)が割れてシャフト軸が大きくブレる。それによって後方側のベアリングを支点としてユニバーサルジョイントもブレてケースを痛めてしまったのではないか?
また、シャフトの一番端に5速ギアが位置するので、高速で回転したシャフト軸のブレも大きいのでカウンターシャフトのギア接触にも問題が起きていたのではないだろうか?
最終的に高速道路で激しい異音と5速ギアが入らなくなった状況は何となく想像できます。
ちょうどこの記事を編集している最中にNKautoさんより連絡が入りました…。
ミッションケース以外にも破損した残骸物でギヤなどが多数傷ついていたり、シフトフォークの前端が欠けていたりとかなりの重傷。
結果として現行トランスミッションの修理は諦め、載せ替え(もちろん中古ね)を進められた。
そりゃそうだろ~な。あんな金属の残骸がミッションケース内で暴れまくれば無事では済むまい。
痛い、イタ過ぎるだろ~!!バイクもワタシも…。
NKautoさんには最善をお願いします。としか言いようがありません。半分ヤケクソであります。
キャブレター内部もかなり汚れていたのでOHしたとのこと…もう好きにして~

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