秋雨前線停滞による大雨で、五ケ山ダムの貯水率(貯水位)が急上昇している。五ヶ山の11日午前8時の降り始めからの雨量は700ミリに上る。福岡県のデーターを見ると、五ケ山ダムの貯水率(13日現在)は22.1%、わずか2日で10%上昇。貯水位は17m上昇している。一方で南畑ダムへの放流量は制限している。五ケ山ダムに水を溜め込むつもりだろう。今年の梅雨は少雨だったこともあり、ダムに水が溜まっていなかったので助かった。とはいえ、油断はできない。
気象庁は14日午前2時すぎ、佐賀県と長崎県に、午前5時50分、福岡県に大雨特別警報を発表した。気象衛星画像を見ると、九州西の東シナ海で次々と積乱雲の塊が発生している。この積乱雲の群れは、九州北部付近に停滞する前線に沿って、このあとも次々に九州へ流れ込んでくるという。まだまだ警戒が必要だ。
【五ケ山ダム】
8月14日午前8時現在の水位:約385m
8月11日8時現在の貯水位は約368mだったので、わずか2日で17m上昇したことに
こちらは8月4日の様子(貯水率11.1%)
【南畑ダム】
8月14日午前8時現在の水位:約268m
平常時最高水位まであと67センチ 13日現在の貯水率は88.1%(下表参照)
五ケ山ダム貯水率、わずか2日で10%上昇
気象衛星画像(8月14日午前9時現在)
雨雲だらけ、、
《五ケ山ダム、8月14日21時現在の貯水位390mに 2021.8.14.21:15更新》
五ケ山ダムの貯水位はさらに上昇し、14日21時現在、390mとなっている。午後6時以降、雨は小康状態になっているので、今は落ち着いているが、わずか2日で22m上昇というのは初めて。どこまで上がるか、、
《2021.8.18.6:30更新》 8月18日6時現在、397mまで上昇している。
※五ケ山ダムの最新情報はこちら。
《関連記事》
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《参考資料》