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米良街道・国道219号線の崩落

2019-05-15 19:09:00 | 日記

新たな年、令和がはじまって2週間。お祭り行事も一段落したようだが、こちらは宮崎の山で山ビルやブヨと格闘しながら茶摘みや釜炒り作業に追われ、それどころではなかった。その上、令和初日には、思わぬアクシデントにも見舞われた。

昨年、亡くなった義父が残した山は米良街道(国道219号線)沿いにあり、この季節、それは新緑が美しい。ところが、近年の集中豪雨による影響で山の姿は変わりつつある。特に、昨年の西日本豪雨では、219号線沿いの随所で大規模な崖崩れが発生、その殆どが手つかずのままになっている。そんな中、先月29日、宮崎では朝から大雨となった。雨は30日まで降り続き、翌日(令和元年5月1日)には、米良街道入り口(杉安)で通行止めの案内をしている作業員の姿があった。聞くと、219号線(西都市尾八重瓢箪淵)で落石があったとのこと。昨年の西日本豪雨で、のり面が不安定になっていたところに、今回の大雨で落石が発生したのではないかということだった。話を聞いた後、こちらの行く先が崩落現場の手前にあることを説明して、通してもらうことになった。

崩落現場へ行ってみると、巨大な石が落ちていた。のり面には落石防止ネットが設置されていたが、巨石はそれを突き破って落ちていた。休日には交通量が多くなるところだけに、車が巻き込まれなかったのは幸いだった。(落石が早朝だったことが大きかったかもしれない)現場では関係者らしき方の姿はあったが、あまり時間が経っていなかったからか、通行止めの柵はされていなかった。

通称、米良街道と呼ばれる国道219号線は、熊本と宮崎を結ぶ幹線道路で、その地域の人たちの生活に欠かせない。しかも、大型連休中で観光への影響も懸念されていた。そうしたこともあってか、当初、西都市土木事務所は見通しは立っていないと言っていたが、5日から時間規制で通行再開、翌6日午後5時からは信号機による終日片側交互通行と、予想以上の早さで道路を復旧させた。ただし、全面復旧の見通しは立っていない。219号線沿いでは、ここ以外にも危険と思われるような場所がいくつか見受けられる。来月には梅雨入りとなる。何はさておき、新たな災害が起きないよう万全を期してほしい。

 

撮影日:2019.4.27~5.2(スマホ撮影)

崩落現場 道路を塞ぐ巨石(5月1日撮影)

 

 

 

 

崖の上に落ちかかった石が、、(5月1日撮影)

 

 

 

 

2日夕方、茶の作業を終えて行ってみると 尾八重トンネルのところから通行止めに(5月2日撮影)

※写真右には尾八重トンネルがありますが、西日本豪雨では、ここで斜面崩壊が起きています。

 

 

 

 

復旧工事は急ピッチに行われていた(5月2日撮影)

 

 

 

 

 

瓢箪淵 地形が瓢箪のようにカーブしていることから名付けられた 山も急峻(5月2日撮影)

 

 

 

 

西米良から西都市へ この先が瓢箪淵(4月27日撮影)

 

 

 

 

219号線沿いを流れる一ツ瀬川 (西米良にて、4月27日撮影)

 

 

 

 

 

米良街道沿いの新緑 (茶摘みの場所近く、4月28日撮影)

 

 

※宮崎から山口へ移動したため、記事掲載が遅くなりました。

 

《関連記事》

国道219号落石、通行止め 西都・尾八重(宮崎日日新聞 2019.5.2)

国道219号落石 時間規制で5日から通行再開(宮崎日日新聞 2019.5.5)

落石の西都・国道219号 終日片側交互通行に(宮崎日日新聞 2019.5.6) 

 

 



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