yamanba's blog

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くじゅう紅葉2020・三俣山~災害を乗り越えて

2020-10-27 10:40:40 | 山・火山

今年、くじゅうでは紅葉のはじまりが早く、10月第3週末頃がピークだったようで、7月豪雨で甚大な被害を受けていたにもかかわらず、山は見事に色付き、SNS上では真っ赤に染まる大船山や三俣山の写真が多数アップされていた。(羨ましく見ていたが)こちらは、先週土曜日(24日)、ようやく三俣山へ行くことができた。

午前8時頃、大曲到着。すでに登山口付近の路肩は多くの車が並んでいた。旧やまなみハイウェイ料金所の駐車場はもう少しで満車になるところ、辛うじて駐車することができた。登山口へ向かう途中、道路脇が陥没しているところもあり、災害の爪痕が見られた。大曲登山口には土砂崩壊の発生箇所を知らせる看板が掲げてあった。登山道に入ると、長者原からのルートが通行禁止になっていることもあるのか、三俣山へ向かう登山者で賑わっていた。コロナで登山を自粛していた人たちも大勢おられたのだろう。

この日、山はガスがかかって視界不良だったため、すがもり避難小屋は待機する人で溢れていた。(三密を避けながら)しばらく待って、三俣山本峰へ向かった。山頂に到着すると、こちらもガスが上がるのを待つ人で溢れていた。山頂の温度計を見るとマイナス4℃、予想以上に寒かった。強風の中、しばらく待っているとガスの切れ間から一瞬、赤く染まった山容が見えた。すると一斉に歓喜の声が上がった。紅葉はピークを過ぎていたものの、十分美しかった。おまけに霧氷まで見ることができた。これ以上のご褒美はない。

くじゅう連山では7月豪雨で甚大な被害が出た。くじゅうを管理している竹田市は、市内の道路の復旧工事を優先しているため、登山道や周辺道路の工事は後回しとなっている。大曲から三俣山へのルートは比較的被害も少なく登山をすることができたが、七里田方面(今水)から大船山へのルートや沢水方面から稲星山へのルートは土石流の規模も大きく、危険性が高いために通行することはできない。おそらく数年は無理かもしれない。災害箇所に立ち入らないよう、安全第一で登山をするよう心掛けたい。

 

 

撮影日:2020.10.24

三俣山・大鍋小鍋  ガスの切れ間からうっすら、、

 

 

 

24日午前8時30分頃 登山開始

旧やまなみハイウェイ駐車場 出発

 

 

 

 

道路陥没 近くに車が、、

 

 

 

 

大曲登山口 危険箇所あり

 

 

 

 

通行禁止のところ、、

 

 

 

 

すがもり越え避難小屋 出発

 

 

 

 

三俣山本峰到着 ガスが上がるのを待つ 

 

 

 

 

氷点下、寒いはず 

 

 

 

 

見えた!

 

 

 

 

霧氷も見えた!

 

 

 

 

南峰山頂付近 

 

 

 

 

本峰から南峰へ 

 

 

 

 

ふりかえる (本峰山頂に多くの登山者)

 

 

南峰西斜面 紅葉と霧氷のコラボ

 

 

 

 

大鍋小鍋 (スマホだとかなり赤く写る)

 

 

 

 

赤く染まるドウダンツツジ

 

 

 

 

登山者発見!

 

 

 

 

北峰斜面 (背後に平治岳)

 

 

 

 

繊細な美しさ

 

 

 

 

南峰山頂直下の霧氷

 

 

 

 

南峰テラスより大船山を望む(スマホ撮影) 

 

 

 

 

大船山から段原

 

 

 

 

段原 まだまだ赤い

 

 

 

 

坊がつるキャンプ場 

 

 

 

 

70~80張りくらい?

 

 

 

 

災害の爪痕 土石流の跡が生々しい

 

 

 

 

法華院温泉山荘付近  押し流されたバンガローがそのまま

 

 

 

 

白口岳方面 安山岩の山々

 

 

 

 

久住山方面

 

 

 

 

南峰下山 ツクシドウダンとノリウツギの紅葉

 

 同所(今年6月)

 

 

 

南峰南斜面 

 

 

 

 

南峰南東斜面 ピークかも

 

 

 

 

ミヤマ(手前)と紅葉、遠くに由布岳

 

 

 同所(今年6月)

 

 

 

Ⅳ峰から南峰を望む

 

 

 

 

硫黄山を望む 

 

 

 

 

砂防ダムに岩がゴロゴロ

 

 

 

 

硫黄山登山道 落石多数

 

 

 

 

通行禁止(ここは危険です)

 

 

 

次項に、今回出会った小さな花たちを掲載しています。

 

 



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