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要介護4から要支援1へ

2023-05-26 09:36:46 | 日記

9年前に父が亡くなってから、母と障害のある姉の介護がはじまったが、2年前に姉が大病を患ってから一段と大変になった。そうした中、来月から姉の介護保険が思うように使えなくなる事態になり、先日からその対応に追われている。

2年前、姉は、膀胱尿路管逆流症が原因で敗血症となり、辛うじて一命を取り留めたが、要介護4と認定された。しかし、その後も腎盂腎炎を繰り返すなど容態が安定しなかったので、自動延長(コロナ特例)を申請した。それで要介護4が継続していたが、今月末にその期限が切れるため申請したところ、要支援1の判定が下った。食事や入浴など介助が必要で、自分で判断を下すことができないにもかかわらず、である。審査会は公開されないのでどういった議論がされているのかわからないが、理由が知りたい。(再申請の際に申し立てする予定)

現実との乖離があまりに大きく、結果を受け入れることができなかったので、すぐさま再申請の準備に取りかかった。が、すぐだと却下される場合があるとのことで、暫く様子を見ることにした。同時に、障害支援区分認定(障害施設のショートスティ)の申請をしようとしたが、介護保険が優先されるため、障害支援の申請はできないと某市担当課から言われた。ちなみに、要介護4から要支援1になると有効期限は3年になる。その理由を尋ねると「厚労省が決めたことだから」だった。(理由になってない)

国や自治体はいかにして負担を減らしているのか。介護保険の財源に限りがあるため、介護保険制度はいろいろと制限が設けられている。介護保険施設を利用する場合、介護サービスは介護保険が適用されるが、居住費と食費は適用外である。うちのように非課税世帯の場合、負担を少なくするため、介護保険負担限度額認定証を申請するわけだが、これが厄介なことに、令和3年8月から預貯金額が650万以上ある人は使えない。それまでは単身1000万円だったが、大幅に引き下げられたのである。(もしかするとさらに引き下げられるかもしれないが)650万円以下で介護施設がどれほど利用できるというのか。

母(要介護1)は、自分で食事や入浴ができるので、これまで姉のみショートスティを利用していた。しかし、さすがに92歳で母も衰えてきているので、来月からショートスティを利用しようと思っていたところで、姉が要支援1になってしまった。要支援1の場合、保険が適用される日数が少ないので、これまでと同じように施設を利用しようとすると月約10万円かかる。非課税世帯にとっては負担が大きすぎる。というわけで、来月から山口で介護する日数を増やさなくてはならない。共倒れしないようにするには、さらなる支援が必要なのだが、、現実は厳しい。(ほんと、いつまで体がもつかわからない)

 

 

介護保険制度の仕組み(厚労省HPより)

 

 

ところで、国が少子化対策のために社会保険料を上げる方向で動いている。子どものためと言えば、国民が納得すると思っているのだろうが、冗談ではない。これ以上、負担が増えれば、老人や障害者など弱者は生きていけない。そもそも社会保険料に上乗せしなくともできることだろうに。どこまで国民に負担を強いればよいのか(怒)

 

《関連記事》

少子化対策3兆円 1兆円は社会保険料上乗せで確保の方向で調整 (NHKニュース 2023.5.25)

 



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