yamanba's blog

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くじゅう三俣山、ミヤマキリシマ2022

2022-06-06 13:22:44 | 山・火山

今年のくじゅうミヤマキリシマは虫害がひどいという情報がある。かと思えば、見事な写真がアップされていたり。こうなると自分の目で確かめてみるほかない。というわけで、先週末、2年ぶりに三俣山へ。三俣山では、ミヤマキリシマ以外にツクシドウダン、マイズルソウやコケモモなど色んな花を楽しむことができるので、花好きな人にはおすすめ。

午前8時すぎ、長者原は人や車でごった返していた。そこを通りすぎて(冷たい飲み物を買い忘れていたので)、牧ノ戸まで行くとこちらも人で溢れていた。登山口では、ガイドの方が団体登山者に入山の際の注意喚起をしていた。一方、大曲登山口は人の姿もなく静かだった。そこからおよそ1時間で三俣山西峰端に着いた。やはり、「ようこそくじゅう連山」の永松さんの話のとおり、三俣山Ⅳ峰南斜面は虫害でほぼ全滅していた。ただ、どの峰も群生地帯を除き、単体の株は比較的被害も少なめで綺麗に咲いていた。

ミヤマの株をのぞいてみると、すでにシャクトリムシの姿はなかった。花の蜜をたらふく食べて、さなぎの準備に入ったのかもしれない。移動の最中だったのか、登山道には踏みつけられたシャクトリムシの姿があった。山腹付近のミヤマは虫にやられて終焉を迎えていたが、Ⅳ峰や南峰の山頂付近や本峰山頂直下では良好な蕾も残っていた。天敵もいなくなったので、これからひと花咲いてくれるかもしれない。

 

※三俣山はどこから眺めても3峰に見えることからその名が付いていますが、実際には5峰(西峰、Ⅳ峰、南峰、北峰、本峰)あります。

 

撮影日:2022.6.4

鮮やかなピンク色のミヤマ (左にⅣ峰南斜面、右に西峰、正面に大船山) 

 

 

 

大曲登山口から入山

登山道から星生山を仰ぐ(いつもの年に比べるとピンクが薄い) 

 

 

 

 

硫黄山登山道 落石多し

 

 

 

 

巨大な岩が登山道を塞ぐ

 

 

 

 

スガモリ避難小屋

 

 

 

三俣山へ

シャクトリムシにやられたミヤマ

 

 

 

 

登り詰めると、、Ⅳ峰南斜面はほぼ全滅

 

 

 

 

Ⅳ峰~南峰(スマホ撮影)

 

 

 

 

南峰東斜面アップ

 

 

 

 

足元を見ると、、

 

 

 

 

食いちぎられたミヤマ シャクトリムシの姿はない 

 

 

 

 

西峰東斜面 比較的良好(正面に硫黄山)

 

 

 

 

一人勝ち

 

 

 

Ⅳ峰へ

マイズルソウがお出迎え

 

 

 

 

Ⅳ峰山頂 遠くに由布岳 

 

 

 

 

Ⅳ峰山頂下 わずかに咲いている

 

 

 

 

Ⅳ峰北斜面、ほぼ全滅

 

 

 

 

コケモモは健在

 

 

 

 

岩陰にイワカガミの群生

 

 

 

南峰へ

ノリウツギが生い茂る

 

 

 

 

マイズルソウの群生地帯

 

 

 

 

ぎっしり

 

 

 

 

南峰山頂からテラスへ(ここは被害が少ない)

 

 

 

 

ミヤマと大船山

 

 

 

 

南峰テラスより大船山~段原~北大船~平治岳(スマホ撮影)

 

 

 

 

平治岳山頂 

 

 

 

 

坊がつるキャンプ場 テントの花

 

 

 

本峰へ

北峰方面は崩落個所あり

 

 

 

 

ツクシドウダンと由布岳を見ながらお昼ごはん

 

 

 

 

ベニサラサドウダンも

 

 

 

本峰へ

良好な蕾がたくさん

 

 

 

 

本峰山頂

 

 

 

 

見事にやられている(本峰山頂は壊滅的)

 

 

 

 

紅一点

 

 

 

ぐるっと一周して、ふたたびⅣ峰

三俣山で最大の群生地帯(南斜面)もノリウツギが繁殖してミヤマは徐々に縮小している。果たして来年はどうなるか、、

 

 

 

突然ですが、、

車の中にシャクトリムシ!! 相方の体についていた!(キシタエダシャク?)

 

 

 

《余談》

くじゅうに着くまで、NHKラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」を聴いていた。するとテーマが「初夏の花」だったので、これはピッタリだと思い、三俣山に登る前にメッセ―ジを送っておいた。家に帰って、らじるらじるで聞いてみると、なんとメッセージが読まれていた。(昨年は登山どころではなかったので)久しぶりに登山できただけで幸せだったのに。。(石丸さん、ありがとうございます!)

 

 

次項は「三俣山の登山道で出会った花たち」です。お楽しみに!(アップしましたこちらです。2022.6.7)