(久しぶりに五ケ山ダム情報です)
4日、7ヶ月超ぶりに五ケ山ダムへ。これからしばらく福岡へ戻れそうもない(姉の在宅医療がはじまる)ので、確認しておくことにした。
五ケ山ダムへ向かう途中、南畑ダム下で福岡市水道局の車を見かけた。もしかすると、那珂川上流の水質調査をしていたのかもしれない。五ケ山ダムや南畑ダムの水は、福岡市民の生活用水として使用されているため、ダムから川へ放流された水の調査は(五ケ山ダム入り口、南畑ダム入り口、南畑ダム取水口の3ヵ所)で定期的に行われている。その後、南畑ダムに着くと、水位は半分近くまで下がっていた。
それもそのはず、五ケ山ダムの水は大して溜まっていなかった。試験湛水完了直後(昨年12月23日)の貯水率は1.5%(貯水位約355m)で、8月3日現在の貯水率は11.1%(貯水位約367m)。およそ7ヶ月で貯水率は10%アップしただけだった。やはり、今年の梅雨は長かった割に雨が少なかったからだろう。そもそも、五ケ山ダムは馬鹿でかいので、安々と水は溜まらない。何しろ、試験湛水が完了するまで4年もかかっているのだから、気長に待つしかない。
福岡市の梅雨期間の降雨量を見てみると、観測史上2番目に早く梅雨入りした5月は133.5ミリ、6月は123ミリ、7月は45.5ミリと1月並みの少なさだった。今後、少雨が続けば、水不足の可能性も無きにしも非ず。これからの台風シーズンで、どれほど水が溜まるか。と言っていたら、台風9号が発生。さらに、もうひとつやって来る。(雨は降ってほしいが)災害級にならなければよいのだが。
一番下に更新しています。
撮影日:2021.8.4
展望台から見る (風が心地よかった ちなみに車の温度計は28℃、自宅マンション駐車場は37℃だった)
ダムサイト付近 地山が見える
作業場跡、沈むところ(写真右)
定点観察
ビオトープが自然に戻りつつある
かつての道に雑草が
かつての小川内地区も緑に覆われて
佐賀大橋から見る
ダムサイトから見る 8月3日現在の貯水率11.1% 南畑ダムへ放流しているので徐々に減っている
8月4日現在の貯水位約367m(試験湛水完了時から約12m上昇)
水は南畑ダムへ
こちらは南畑ダム 8月3日現在の貯水率40.5%
8月4日現在の貯水位257m この先どうなるか、、
《秋雨前線停滞で災害級豪雨に警戒 ~ 五ケ山ダム水位10m上昇 2021.8.13.13:00更新》
今年の天候は目まぐるしい。9日、台風9号から変わった低気圧が日本を去ったと思ったら、早くも秋雨前線が発生(立秋を過ぎているので秋雨前線になる)。今年は梅雨入りも早かったが、秋雨前線も早い。来週18日までは前線が停滞し、梅雨末期のような大雨になるというので警戒が必要だ。
昨夕、所用のため一時帰福したので、ダム状況を見てみると、五ケ山ダムでは11日の降り始めからの雨量が400ミリを超えていた。13日13時現在の貯水位は約377m。わずか2日で10m上昇。南畑ダムも同様に10m上昇、13日13時現在の貯水位は約267mとなっている。
《五ケ山ダム水位さらに1m上昇 2021.8.13.17:00更新》
13日17時現在の五ケ山ダムの貯水位は約378m、13時より1m上昇。南畑ダムの貯水位は267.93m、平常時最高貯水位まであと67㎝のところまで上昇。これからさらに上昇する見込み。続きはこちらで。
【五ケ山ダム】
8月13日13時現在
8月13日17時現在
【南畑ダム】
8月13日13時現在
8月13日17時現在
《関連記事》
・九州 梅雨末期のような災害級の大雨のおそれ(tenki.jp 2021.8.12)
《参考資料》