五ヶ山ダムを視察した後、いつものように「小川内の杉」に会いに行った。気のせいか、少し元気がないように見えた。樹皮が生き生きとしていない。昨年、母親杉(一番奥)の先端が枯れて切られていたので心配はしていたが、やはり暑さのせいだろうか?今もミスト散布は続けられているようだが、標高500m付近でも気温は30℃近くまで上がるので、巨木にとっては焼け石に水なのかもしれない。移植前は、水が豊富な森の中に生きていたので、樹皮にたくさん苔がついてプリプリしていた。これほどカラカラになることはなかった。
移植から5年が過ぎて、人々の関心は薄れてしまったのか、ここを訪れる人も少なくなった。この日、お父さんが男の子を連れて「親子杉」を見に来ていた。さぞかし、杉も喜んでいたことだろう。
撮影日:2021.8.4
元気かな?
樹皮に元気がないかな
母親杉の先端が痛々しい(一番左)
「小川内の杉」の孫たちも大きくなっていた(背後に見えるのは山祗神社)