yamanba's blog

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福岡県、変異株急増100人超~ワクチン接種は進むのか(4月10日更新) 

2021-04-09 21:40:00 | 新型コロナ

福岡県で変異株が急増している。県が公表している「変異株の発生状況」を見ると、4月8日現在、81人の変異株陽性者が確認されており、そのうち11人が検査済み、残りの70人がゲノム解析中となっている。ただ、全国で変異株が急増しているため、国立感染症研究所の検査に時間がかかっているようで、今のところ型が確定しているのは英国型の8人のみである。(9日現在、英国型23人に)

気になって変異株検査率を見ると、いつの間にか100%を超えていた。先月は50%程だったが、今月は100%超えて113%程になっている。これは今年1月以降に陽性が確認された人だけでなく、それ以前に陽性が確認された人への検査が進んでいることになる。現在、入院または療養している人は400人近い。どこまで遡って検査されるかわからないが、相当数の変異株が確認されるのでは。(と言っていたら、9日、新たに24人の変異株が確認され、計105人に )

要となるのがワクチン。県内最大の人口を抱える福岡市の高島市長は5日の記者会見で、4月12日以降を(試行期間と言えばよいものを)、トライアル期間と位置づけ、一部の高齢者を対象に市内140ヵ所の診療所で接種を始めると意気込んでいた。ところが、7日、福岡市医師会の平田会長が記者会見で、高齢者へ接種を行う市内診療所の医療従事者がまだ一人も接種を受けていないことを明かした。ワクチン接種が進んでいるのは大きな病院の先生方だけ。そのため高齢者向けのワクチンを転用する必要があるという。医療従事者への接種は進んでいるものと思っていたが、、これで高齢者への接種は19日以降になる。

医師会の会見で、福岡市と医師会のすり合わせができていないことが公になったわけだが、こんなことで大丈夫なのか?個別接種については、医師会が調整するようになっているとはいえ、高島市長は市の最高責任者である。肝心なところが抜けたまま発表してはダメだろう。市民の命がかかっているのだから。(いつものことだが)

今朝の報道によれば、4月中の福岡市へのワクチン配分量は1万800回分(5400人分)と固まったらしい。9日はワクチン1箱(約千回分)が届き、その後毎週1~6箱ずつ送られ、計11箱が届く予定だという。高齢者への接種が本格化するのは5月連休明けになる。果たして、このペースで変異株の増加に歯止めをかけることができるのか。とにかく、こちらは感染対策を徹底して身を守るしかない。

 

 

5日、ワクチン接種”トライアル”について説明する高島市長 いつもカタカナというか横文字、、(写真:西日本新聞より)