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宇部市の病院で大規模クラスター

2021-01-20 18:17:17 | 新型コロナ

18日午前、いつもお世話になっているところから一本の電話が入った。悪い知らせだった。病院でクラスターが発生したとのことだった。数時間後、そのことが全国に報道された。(今は通院中で)身内は無事だったが、病院は大変なことになっている。

宇部市舟木の扶老会病院によると、17日、2人の職員が陽性と確認されたため、当該病棟の職員と入院患者全員のPCR検査を実施した結果、18日、68人の陽性が確認されたという。19日には、入院患者16人、職員4人の計20人の陽性が判明。19日17時時点、感染者は90人となっている。内訳は、入院患者269人中、陽性者64人、陰性者205人。職員は、陽性者24人、陰性者179人、結果待ち5人。(20日15時時点で95人。居住地別では、宇部市79人、山陽小野田市11人、美祢市2人、下関市2人、山口市1人)

今回、クラスターが発生した病棟は精神病床で、マスクなどの着用が困難なために感染が拡大したとみられている。これをうけて、山口県村岡知事は18日、記者会見を開いて、看護や介護を提供する療養・精神病棟を対象とした緊急実地検査を行うと発表した。25日まで県内約100ヵ所の医療機関に保健所の職員を派遣。病院内の感染対策などを調べ、必要に応じてPCR検査を行うという。さすが初動が早い。

SNS上では、心無い発言を目にする。患者の方々に罪はなく、もちろん看護師の方々は日々大変なご苦労をされている。しかし、そうしたことが想像できない人の多さに驚く。いつからこういう国になってしまったのだろう、、とにかく、今は一日も早く病院が落ち着くことを願っている。とても大変な状況だと思うが、どうにか踏ん張ってほしい。(明日、山口へ)

 

 

18日午後、緊急実地検査の実施について説明する村岡知事 (写真:宇部日報より)

 

 

 

《関連記事》

県が療養・精神病床の緊急実地検査へ、宇部でのクラスター受け 新型コロナ(宇部日報 2020.1.19)

 

《参考資料》

山口県・新型コロナウイルス感染症の発生状況

扶老会病院ホームページ