今年、福岡では(平年より4日、昨年より6日早い)3月19日に桜が開花した。開花直後の気温は低かったが、その後一気に上昇したため、27日には早くも満開となり、先週末頃から散り始めた。これはもう遅いかなと思いつつ、筑後へ桜めぐりに出かけた。
4月1日、「流川の桜並木」(浮羽市)のソメイヨシノはすでにピークを過ぎていた。それでも十分見応えはあり、桜吹雪の中、多くの人が花見を楽しんでいた。桜並木の近くには果樹園が広がり、満開となった桃の花が花見に色を添えていた。
こうなると期待できるのが、「浅井の一本桜」(久留米市)の山桜。耳納連山の麓に位置し、開花も遅い。遠くからその姿が見えた瞬間、やったと思った。近くで見るとそれは見事な咲きっぷりで、まさに今が旬。昨年は3月末の気温が低かったせいか、4月8日に訪れた時、殆ど花は咲いていなかった。やはり今年は1週間~10日程度早いようだ。ちなみに、31日からはライトアップも始まっている。
そして、杷木町喜久宮の「夕月神社の桜」。昨年の九州北部豪雨により神社までの道が被災しているため、今年は近くまで行くことはできない。しかし、(相方にゆっくりめに走行してもらい)高速道路からはしっかり見ることができた。それはいつもと変わらず綺麗な姿で。朝倉の人達を元気付けようとしているのか、精いっぱい咲いていた。
撮影日:2018.4.1
流川の桜並木(浮羽市)
散りはじめ
桜のトンネル
桃の花、満開!
ここは標高38m、ちなみに浮羽道の駅は標高75m
桜吹雪
浅井の一本桜(久留米市)
見事に咲く
山桜、樹齢100年余
湖面に映る
桜模様
春爛漫
31日、ライトアップの様子(写真は4月1日付西日本新聞より) ※ライトアップは3月31日から4月9日まで
夕月神社の桜(高速道路から走行撮影、以下3枚)
柿の木畑にも被害が
裏山は崩壊
被害が大きかった杷木喜久宮
浮羽道の駅からみた杷木町 写真中央右に「夕月神社の桜」
昨年の「筑後桜めぐり」はこちら。
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・「逆さ桜」水面に映え 久留米の「浅井の一本桜」(西日本新聞2018.4.1)
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