彦根市立病院の産婦人科が3月下旬から医師1人になり、従来通りの出産ができなくなる問題で、子育て中の母親らが設立した「彦根市立病院での安心なお産を願う会」(高居涼佳代表)と、県立大の教職員や学生らが1月26日、同市八坂町の同大学生食堂前で、産婦人科の従前の機能存続を求める署名活動を行いました(ニュース番号0701/20、1月17日を参照)。
県立大人間文化学部の教官と母親らは、子育て応援などを通じてつながりがあります。さらに、県立大人間看護学部の学生は私立病院で看護実習を行っていましたが、診療体制の縮小で4月からは近隣の2病院に振り分けられ、学生30人が影響を受けるとのことです。
署名活動には願う会の会員約10人と県立大の教官や学生ら計約10人が参加しました。昼食時に協力を呼びかけ、この日だけで彦根市長あての署名443人、知事あてが415人集まりました。市町あてはこれまでの分を合わせて1147人になりました。
願う会は、30日午前11時から同市長曽根南まちのスーパー「パリヤ」前で署名活動を続け、2月中旬をめどに8000人の署名を集め、嘆願書を提出するとのことです。
(1月28日付け毎日新聞が報道)