小中学校でのいじめやインターネットを使った問題行動などに的確に対応するため、大津市教育委員会はこのほど、生徒指導教諭向けのマニュアルを作成しました。いじめの加害者に対しては場合によっては出席停止にすることも明記しています。
いじめについては事実を把握し次第、被害者のケアを行うとともに、加害者に自分の非を気付かせるように指導し、出席停止や補導も選択肢の一つとすることを求めています。
ほかにも、インターネットの掲示板で個人を中傷する書き込みがあった場合は、画面を保存し、管理者に削除を依頼する、匿名の自殺予告があった場合は直ちに全児童・生徒の所在を確認する、などとしています。
マニュアルは昨年11月、市内の小学校で自殺をほのめかす落書きが見つかったことから急遽作成したものです。市教委学校教育課は「生徒指導は教師の経験に頼っていたが、マニュアルを参考にして各校の実情にあうよう指導してほしい」と話しています。
(1月26日付け京都新聞が報道)