高島市の海東英和市長は１月１１日、地元の市民団体「見張り番・滋賀」（澤忠起代表）と懇談し、地方公共団体を「官」と表記するのは不適切だと指摘されて、「もっともな指摘。市の行政では今後『官』の字は使わないことにする」と答えました。
澤代表らは、昨年３月に高島市と龍谷大学が締結した協定書に「官・民・学」とある点をとらえ、「『官』は官庁であり、国の意思を決め、権限を有する国家機関。地方公共団体を『官』と表記する法的根拠はない」と指摘しました。龍谷大学との協定を担当する市自治共同参画課は「『行』と書き換えてもなじめないが、『官』に代わる字を検討したい」としています。
(１月１２日付け朝日新聞が報道)