ウィリアム・ヴォーリスの設計で知られる豊郷町立豊郷小学校の旧校舎の見学会が1月8日午前10時から行われます。町づくりプロジェクト委員会がまとめた「旧校舎群利用案」に関する全世帯アンケート調査を前に、希望者に旧校舎群を見てもらうものです。旧校舎棟、講堂、図書館などを開放して、町民らに自由に見学してもらうとのことです。町関係者の案内などはなく、町は「上履きの持参」を呼びかけています(ニュース番号0606/20、7月3日などを参照)。
利用案は、旧校舎の建築当時の意匠や間取りを極力変えずに、1階を子育て支援、公共的団体、館の管理などのゾーン、2階を教室などの保存と会議・交流活動ゾーン、3階は書庫などに充てます。図書館は同校舎寄贈者の古川鉄治郎氏顕彰や市民ギャラリーに、講堂は同小学校の行事を優先に町内児童、生徒の学業活動や発表の場としての貸館利用を挙げています。
アンケート調査は、全2579世帯対象で各世帯1枚です。1月12日発行の広報誌に建物ごとの利用案を掲載し、アンケート用紙が挟み込まれます。
回答の締め切りは2月15日です。2月中に集計・分析して3月上旬に開く予定の第10回委員会に報告します。アンケート結果も踏まえた利用計画案をまとめ、今年度内に大野和三郎町長に答申する予定です。町は2007年度に耐震調査など、2008年度に回収整備工事を行い、2009年度からの利用開始を見込んでいます。
(1月6日付け毎日新聞が報道)