「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

奈良へ

2017-02-27 23:13:00 | レジャー
今日は、子供の幼稚園児ぐらいからの友人と奈良で遅まきの新年会だった。
秋篠の森の「なず菜」という野菜料理のお店で食事をして、秋篠寺から若草山の頂上を走る奈良奥山ドライブウエィを通り抜けた。

このメンバーは、最初は子供たちを交えて旅行やハイキングに行ったりから始まったが子供たちが中学に入るともう一緒には来なくなり、母親だけのお付き合いとなった。もう40年近く続いている。

最初の頃は子どもたちの喜びそうなところに行っていたが、子どもが行かなくなってからは温泉や観光旅行と次々と母親だけで計画して行くようになった。

そんな中私は山に夢中になっていたので、こちらの旅行はお付き合いという気持ちに変わっていたのが伝わってしまった。
あるとき旅行の打ち合わせの時にザックを背負って行き、山へ行くので待ち合わせているからあとは任せると言って席を立つ私に「あなたは友情を取るのか山を取るのか? いったいどこなら行きたいのか?」と問われたことがあった(今では言った本人はすっかり忘れている)。その時私は、「せっかく行くなら観光よりせめて高原とか自然のあるところに計画してほしい」と言って山への待ち合わせ場所に向かってしまった。

その時は確か、清里美し森高原あたりに計画してくれて八ヶ岳の近くのホテルに宿泊してその周辺の美術館などに行った記憶がうっすらと残っている。それでも私はホテルに備えてある望遠鏡で覗いて見える赤岳や散策した高原では満足していなかった。
その気持ちがどうも伝わってしまっていたのか、ある時期からはハイキングなど付き合ってくれるようになった。みんなで山の道具店に行き、いろいろ装備も揃えてくれた。ハイキングを重ねるうちに、奈良や比良、京都の低山にもみんなで登るようになった。
そして尾瀬の水芭蕉を見に行き、白山、御嶽など高山に登り、とうとうこのメンバーで穂高まで登った。
しかしだんだん年齢を重ねて高い山の計画はなくなり、たまのハイキングも遠のいている。

今日の集まりは久しぶりに4人が揃った。車の中でも昔と変わらず賑やかに話がはずむ。若草山もドライブで頂上へ。鹿も仲間にワイワイガヤガヤ。ドライブウエィの途中の滝を見に行った時に出会ったアメリカ人の一人旅の若い女性に道を聞かれ、途切れ途切れの単語をつなぎまたワイワイガヤガヤ。結局彼女が地図を見せて行きたいと言った春日大社に送っていって別れた。とても感謝をしてくれたが、日本のおばちゃんの賑やかさには驚いたことだろう。

こんな調子で年を重ねていく私たちは、残りの人生どんなお付き合いになるのだろうかと、帰ってからふと思った。
形は変わっていくとは思うが、最後のお別れまで続くような気がしてきた。
変わらないのは、この取り留めもないおしゃべりだというのは確信が持てる。

結局は季節的には索漠とした風景が続くドライブだったが、今日はとても楽しい一日となった。


秋篠の森「なず菜」


秋篠寺


秋篠寺の本堂


若草山頂上から奈良が一望


若草山頂上の鹿


ドライブウエィ途中の滝



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