「いくさんのお部屋」つぶやきNo.3

日頃の何気ない日常をつぶやいています。

音のない世界での作曲

2012-11-21 22:56:00 | 音楽
佐村河内守(さむらごうちまもる)を知っていますか。何日か前、何気なく見ていたテレビに釘付けになりました。あとで調べたところ11月9日(金)のNHKの番組「情報LIVE ただイマ」という番組でした。私は、この時に始めて知りました。
私は衝撃を受けて、その日のうちに、交響曲第1番「HIROSHIMA」のCDと「交響曲第1番」の本とをAmazonで購入しました。ところがテレビの影響かと思うのですが、出荷が遅れていていつ来るのかはっきりしません。
テレビ放映の次の日には「弦楽作品集ジャコンヌ」を購入しましたが、これはすぐに配達されました。
今この「無伴奏ヴァイオリンのためのジャコンヌ」を聞きながららこれを書いています。
繊細で美しい曲です。無伴奏と思えない程いろんな音が聴こえて来るような気もします。この曲が全く耳が聞こえない人が作曲したとはとても信じられません。そして、作曲した本人が演奏が聴けない
と思うと、悲しいです。

聴こえなくても絶対音感があると、頭で奏でている音が音符に表せることが出来るというのは前から理屈では知っていました。そして、ごく小さい時に訓練で絶対音感も付くということも。
それでも、音を聞かないでこれほどの曲が楽譜で表現できるのは才能としか言いようがないと思います。
目が見えないピアニストの辻井伸行さんもそうですが、人間は何かを失うと研ぎすまされる感性が芽生えるのでしょうか。そしてその感性が才能と結びついたらこんなに素晴らしい表現が出て来るのでしょうか。凡人の私は、羨ましくてしかたがありません。

私は、子ども頃から音楽が好きでしたが学校教育の移動ドの弊害で絶対音階は付きませんでした。今は固定ドでの教育がされているのかどうかは知りませんが、この移動ドで歌わせるというのは絶対音感は絶対に付きません。最初に音(音楽的に)に触れる時には必ず固定ドで教育してほしいと節に思います。

交響曲第1番「HIROSHIMA」CD、早く聞きたいと思います。(Facebookからの転載)