一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3月8日の大野・植山教室(前編)

2015-03-26 01:13:52 | 大野・植山教室
25日未明に見た夢を記しておく。明石家さんまが将棋を指していて、チョンマゲ美濃に囲っていた。これはこれでしっかりした囲いに思ったが、さんまは不服そうだった。
ここでいったん目が覚めたが寝なおして、次に記憶がある夢は、ある工場で私とFuj氏とShin氏が働いている夢だった。3人とも作業着を着ていた。
プレス機械の前で私は冴えない仕事をしていたが、反対側にいたShin氏は見事な品物を作っており、Fuj氏が感心しているところで、目覚まし時計のベルに叩き起こされた。

8日(日)は、「大野・植山教室」に行った。連投はかなり久しぶりである。前日にあまりにも負けすぎたので、雪辱の意味もあった。
午後1時半ごろ中に入ると、三和土が小さい靴でいっぱいである。部屋のドアを開けると、果たしてちびっ子諸君の姿があった。お父さん同伴の新規が2組来ていたのだ。ほかにレギュラーの小学生らもいて、さしずめ子供教室のようだった。
まず、植山悦行七段に教えていただく。
きょうも平手の手合いで、矢倉模様に進行する。植山七段は急戦の表示をし、△4五銀のぶっつけ。私は穏やかに収め、銀交換のみに留める。しかし植山七段にも△5五歩の指しすぎ?が出て、私は銀を4七に打ったものの、模様がよくなったと思った。

私は▲3七桂と跳ねる。植山七段は「指がしなってきましたね」と言ったが、ここは▲5六銀と、中央を厚くするべきだった。本譜は△7三桂▲7五歩△6四歩▲7四歩△6五桂。
最後の△6五桂の味がよく、下手おもしろくない。
左ではHag君が植山七段に角落ちで対峙している。Hag君は当教室の一、二を争う強豪中学生で、来席は久しぶりだ。きょうも超早指しで、あっという間に勝ってしまった。
「Hag君が角落ちで私が平手はやっぱりおかしい」
と私は不満を漏らすが、局面はもう元に戻らない。以下は8筋を絡めて巧妙に攻められ、完敗となった。
下手は▲7五歩が早まったか。作戦負けの将棋をせっかく盛り返したのに、もったいないことをした。
2局目は大野八一雄七段に教えていただく。もちろん角落ちである。
新規のちびっ子は初心者で、大野七段は彼らへの指導に時間を割いていた。生徒のレベルが違うと教え方が異なるので、教えるほうも大変である。
こちらの将棋は相居飛車となったが、今回は飛車先の歩を交換しない。この手をやるから矢倉城に入城するヒマがないのだ、とOg氏に教わったからだ。が、指しているうちに気が変わって、中飛車に振った。
この辺りで3時休み。再開後に私は▲4六角とのぞき、中央から反発する。
大野七段も△4五歩と突きだした。

私は▲6四歩と金を取ったが、△4六歩▲同銀の結果は、ふつうに角金交換の駒損になり、よくなかった。
以下ジリジリと差を拡げられ、完敗。これもまた、つまらない将棋にしてしまった。
感想戦。上の局面で金を取った手が悪手だったようだ。
「ふつうに▲同桂と取ればよかったじゃない」
と大野七段。
「?」
「▲4五同桂△同銀▲6四歩△4六銀▲同銀は、▲6三歩成が残って下手がいいでしょ」
そうか、言われてみればそうだ。▲4五同桂は△4四銀で4五の桂が受からないと思ったのだが、その前に金を取れるのだった。この辺の読みの甘さはどうしようもない。
3局目はS君と自由対局。振り駒で私の後手になり、私の誘導で、横歩取り△2三歩型となった。
私は△8八角成から△2五角。S君は▲3二飛成から▲3八金だが、ここは▲3八銀のほうがよい。その後▲4八銀と上がったために、△4九飛のスキができてしまった。
もっともそれでもむずかしい戦いだったのだが、先手・3八玉、4五角、4七歩、4八金、5七歩 後手・7八竜、持駒・銀、香の局面で、△4四香が利いた。以下▲6三角成△4七香成▲同玉△4六歩。この歩が痛打で、▲3八玉は△4八竜以下詰み。よってS君は▲5六玉だが、私は△4八竜として、以下私の勝ちとなった。
4局目はHonma君と指す。Honma君は振り飛車党で、軽快な捌きを得意としている。最近メキメキと実力をつけてきており、私とはいまや、ふつうに平手の手合いだ。
Honma君の先手三間飛車に、私は天守閣美濃の構想。△3三銀引と四枚美濃にしたら▲4五歩とされたので、私はすぐに△4四歩▲同歩△5三金と反撃する。以下▲4六銀△4四金▲4五歩に、私は△3五金のぶっつけ。銀が入れば△6九銀の割り打ちの先手になるからだが、先に金を渡しているから微妙なところだ。
本譜は▲3五同銀△同歩▲4七金だが、△3四銀(△2二角の利きで▲6六歩取り)▲7六飛△4五銀と1歩を得して後手有利となった。
以下もむずかしい戦いが続くと思われたが、▲7七角と上がった手がHonma君の疑問で、△8七銀と飛車を殺せては、一遍に後手優勢となった。以下、私の勝ち。
感想戦は、Og氏とHag君が加わってくれた。きょうは強豪Ii君も来ており、上から下まで幅広い棋力構成とだった。
▲7七角では、▲7七桂で先手十分だったようだ。これに居飛車の指し手もむずかしいが、△5五歩(飛車の横利きを通す)がHag君の指摘で、なるほどと思った。
これにて互角で、一局の将棋。本譜は僥倖だった。
5局目は、Hag君と指すことになった。
(つづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月20日の検索キーワード・上位50

2015-03-25 00:03:29 | プライベート
先日から、「goo」恒例の「無料アクセス解析」が始まった。
これは約2か月に一度行われるもので、ふだんは有料のアクセス解析(閲覧の時間帯、訪問者の時間帯、検索キーワード、ページごとの閲覧数、閲覧元URL、ブラウザリスト)が、10日間無料で見られるのだ。
今回は3月20日の「検索キーワード・上位50」を紹介する。あの、熊坂学五段の対局が行われた翌日である。

1 熊坂学(14PV)
2 熊坂(12PV)
3 一公(11PV)
4 将棋 熊坂(9PV)
5 将棋一公(6PV)
6 熊坂五段(4PV)
7 大沢一公(3PV)
8 熊坂学 引退(3PV)
9 熊坂学 nhk杯予選(3PV)
10 将棋熊坂(2PV)
11 熊坂学 竜王戦(2PV)
12 熊坂学89 (2PV)
13 熊坂学 復帰(2PV)
14 熊坂学 89(2PV)
15 熊坂-増田戦(2PV)
16 熊坂 竜王戦(2PV)
17 熊坂 増田(2PV)
18 一公 将棋(2PV)
19 nhk杯予選 将棋 65(2PV)
20 NHK杯 予選 65回(2PV)
21 蕨 将棋道場(1PV、以下同数)
22 留萌本線 廃止
23 木村一基 タイトル 取れない
24 平日 将棋会館
25 内藤國雄 空中戦
26 渡辺直美似 av女優
27 竹部さゆり あばずれ
28 竹部さゆり 矢内理絵子
29 竹部さゆり アバズレ
30 竹部さゆり
31 竹部 さゆり
32 竹部 竹俣
33 誕生日 11月30日生まれ 血液型 アイドル
34 第65回NHK将棋トーナメント 予選
35 第65回NHK将棋 予選
36 大沢一公 ブログ
37 大山十五世名人 戦績
38 船戸陽子 ブログ
39 城間春樹ブログ
40 将棋 熊坂 竜王戦 負けた
41 将棋 熊坂
42 将棋 一公
43 将棋 ペングラブ
44 山下リオ そっくり女優
45 山下カズ子
46 原史奈グラビア
47 熊倉紫野 胸
48 熊倉紫野 休場
49 熊坂学 無念
50 熊坂学 復帰

さすがに熊坂五段の関心は高く、上位50項目中、熊坂五段がらみが18もあった。
熊坂五段は当ブログのヒーローなのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤田綾女流初段は、元モーニング娘。の保田圭に似ている。

2015-03-24 00:07:25 | 似ている
日付変わってきょう3月24日は、藤田綾女流初段の28歳のお誕生日。おめでとうございます!!
その藤田女流初段は、元モーニング娘。の保田圭に似ていると思う。
保田圭は、1980年12月6日、千葉県生まれの34歳。1998年、テレビ番組のオーディションで「モーニング娘。」の追加メンバーに選ばれ、芸能界にデビューした。
翌年発売した「LOVEマシーン」が164万枚を越える大ヒットとなり、モー娘。はその人気を確固たるものにする。
2003年、モーニング娘。を卒業。
モー娘。はソロになっても一定の活躍をするひとが多い。保田圭もそうで、卒業後もテレビのドラマやバラエティ番組などで活躍している。22日も、ドライブ番組に出演していた。
藤田女流初段と保田圭は、切れ長の目とアゴのラインが似ていると思う。

藤田女流初段は11歳で女流棋士デビューを果たし天才少女と謳われたが、その後は意外に伸び悩んだ。しかし現在の地位が「解説の聞き手要員」ではさびしい。棋戦のほうでもブレイクしてほしいものである。
藤田女流初段はもうひとつ、「アニメ声」が素晴らしい。副業で、声優をやってくれないだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月7日の大野・植山教室(後編)

2015-03-23 01:29:58 | 大野・植山教室

以下の指し手。▲6三桂成△同金▲同馬△1七銀
まで、大野七段の勝ち。

Hon氏は対局を終え、サッと帰った。滞在時間1時間半は、最短ではあるまいか。私にはとてもできない芸当で、Hon氏には四段を差し上げたい。
局面。こっちには危機が迫っており、カナケを渡すとまずい。私は▲6三桂成と迫ったが、大野八一雄七段は平然と△同金。私は怪訝に思い▲同馬だが、△1七銀と打たれ飛び上がった。そうか、桂を渡しても詰みがあるんだ…。これにて投了、何てこった…。
感想戦。▲6三桂成では▲6一銀と掛ける予定だったことを告げてみる。しかし△5一金と引かれて、あとの指し方がよく分からなかった。がそこで、私が▲5四馬と引く手を発見する。これでどうも、上手の指し方が難しいようである。いくつか変化をやったが、いずれも下手に分があった。
とはいえさっきの「△2七角」、本局の△1七銀と、初段でも分かる詰み筋を見落としているようでは話にならない。もっと終盤を鍛えないとダメである。
5局目はSato氏とリーグ戦。リーグ戦も佳境だが、私はすでに優勝戦線から外れている。Sato氏は指導対局専念派で、対局数が足りない。私との対局は前期のリーグ戦以来だ。
本局は先手の私が三間飛車に振った。Sato氏は玉頭位取りに舵を取る。
が、私の序盤の組み立てがおかしく、作戦負けに陥る。指す手がなくなり▲2六歩としたが、△2五歩から1歩を交換され、指しづらくなった。私の課題は、序盤だと思う。
さらに△6四銀から△7五銀と歩をかすめ取られ、△8六飛と走られては、先手不利となった。
私は勝手にせいと▲6五桂と跳ねたが、数手後の▲5五歩の味がよく、この組み合わせで盛り返した。以下この桂が数手後に金と交換になり、これでは負けられなくなった。
以下私の優位に進み、最終盤となる。

以下の指し手。▲3四銀打△2二玉▲2三銀成△同玉▲2五香△3二玉▲2二飛△4三玉▲3四銀△5二玉▲7二竜
まで、一公の勝ち。

ここはいろいろな勝ち方があるところだが、私は▲3四銀打から詰ましに行った。△4三玉に▲3四銀が後の▲4四桂を作る妙手で、ここ▲4四銀では詰まない。最後は△6二合に▲4四桂でピッタリ詰み。
途中からは私が快調に指したようだが、感想戦でSato氏から驚きの手を示される。すなわち中盤、先手・4九金、5九角、7七飛 後手・8八竜の局面で、△5八歩があったというのだ。
どう応じても駒損必至で、確かに先手がしびれている。場合によっては、投了していたかもしれない。本局は先手の無理が通り、僥倖だった。
6局目は、Og氏に誘っていただく。Og氏は元奨励会員で、その優れた将棋理論は参考になる。
本局はOg氏が中飛車に振り、私は▲3八飛(袖飛車)と寄った。
▲3五歩△同歩~▲3六飛に、Og氏は△5五歩▲同歩△同銀。ここで私は▲5六歩と打つ。
△6四銀は気合が悪くて指せぬのでOg氏は△5六同銀だが、▲同銀△同飛に私は狙いの▲3二銀(△4三金取り)。以下△4二金に▲2三銀成と△3三角を殺せては、居飛車が指せる棋勢になった(と思う)。
しかしOg氏も反撃し、△5七銀~△5八金。私は▲7八玉と逃げるが、この攻めは余せるとフンでいた。
Og氏は△4五歩。私は▲5九歩と打って催促するが、これが敗着。実は△4五歩は、△7四飛と▲3四飛の交換を目論んだものだった。つまり▲3四飛取りだったわけで、△3四飛と飛車を取られてはオワリである。
もちろんOg氏は待ってくれたが、それは私のプライドが許さない。一応指し継いだが、以下順当に負けた。
もっとも△4五歩の局面では、私のほうが悪かったようである。しかし先手の指せる局面もあり、まずまず満足のいく将棋だった。
これにてきょうの対局は終わり。生徒は最終的に、大人8人、小人3人まで増えたようである。私は6局指して1勝5敗で、ちょっと冴えなかった。

食事は大野七段、佐藤氏(Sato氏とは別人のアマ強豪)、Og氏、Fuj氏、Shin氏、私の6人で、駅近くのガストに入った。
私は歯の調子が悪いのだが、肉料理を食べる。熊坂学五段の順位戦復帰の目などをサカナにして、多岐な話題で盛り上がった。
翌日は日曜日で、今夜は心置きなく長期戦に臨めたのだが、佐藤氏の意向で、10時に散会となった。帰り際Og氏に、「中飛車に対する居飛車の袖飛車は、中飛車がツノ銀のときがいいです。ふつうの中飛車のときは、棒銀がいいです。個人的見解になりますけど」のアドバイスをいただいた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3月7日の大野・植山教室(前編)

2015-03-22 00:05:24 | 大野・植山教室
21日の2時間ドラマに、木村理恵が出演していた。木村理恵は往年の青春ドラマ「太陽にほえろ!」に、お茶くみ役として出演していた。あれから40年近く経つのに、当時とほとんど変わっていないのは、驚くべきことである。
今後も瑞々しさを失わず、いつまでも活躍してほしい。

7日(土)は大野八一雄七段の誕生日ということもあり、埼玉県川口市にある「大野・植山教室」に行った。
教室には午後1時半ごろ入る。意外と生徒はおらず、6~7人だった。
大野七段に缶コーヒーをプレゼントして、まずは植山悦行七段に教えていただく。
不本意ながら平手となり、私はひねり飛車を目指した。▲2六飛までの局面で、植山七段は△9四歩の様子見。▲9六歩にも△1四歩。さすがにプロは、ふつうには指さないのだ。
以下駒組が進み、私は▲6八銀と指したが、これは手順前後だった。なぜなら△4三金と寄られたからで、▲6六歩に△5四金とピッタリ守られてしまった。
私は▲5六銀と出るが、△4五歩と伸ばされ、もう下手模様が悪い。以前某観戦記で、(ひねり飛車での)▲6六歩が疑問手だった、という感想を読んだことがあるが、それがここでも当てはまってしまった。
本譜はじりじり押され、もういけない。△8五歩と飛車取りに突きだされ、▲8九飛と引けば△7六歩の桂取りがある。これを▲同銀は△6六角の王手桂取りで、下手崩壊。
よって△8五歩の局面で投了した。「▲6六歩~▲5六銀が疑問でしたね。この将棋はそこだけ」と植山七段の冷静な見解。ひねり飛車は序盤が大事だということを実感した。
きょうはHanaちゃんが来ているが、和田あき女流初段の姿はなし。和田姉妹とはまだ食事会に行っていないが、あき女流初段は2日後にマイナビ女子オープンの挑戦者決定戦を控えており、それどころではない。
2局目は大野七段に角落ちで教えていただく。
例によって相居飛車となったが、私が矢倉城に入城する前に大野七段に動かれ、またも不本意な展開となった。
左のShin氏は平手で相矢倉になっていたが、Shin氏が善戦している。▲4六角、▲5六金など、なるほどと思える手を連発している。
ここで3時休みとなったが、私は形勢が悪く、心から休めない。
将棋再開。と、ここでHon氏が来た。もう3時半を過ぎていてあまり指せないのに、寸暇を割いて来る。この熱意には苦笑するしかない。
私は銀桂交換の駒損になったが、上手陣に食いつき、何とか勝負形になった。

以下の指し手。▲2六桂△6七歩成▲同玉△6六銀打▲5八玉△7七歩成▲同角△同銀成▲3四桂△5七金▲4九玉△5三金▲同と△2七角
まで、大野七段の勝ち。

Shin氏は見事に勝利した。感想戦を聞くとShin氏の会心譜だったようで、Shin氏はずいぶん腕を上げたようだ。
私は▲2六桂と打ったが、明らかにおかしい。しかし代わる手が分からなかった。
大野七段はおいしく金を取り、数手進んで△2七角まで下手投了。この詰みが見えないとは私もだらしないが、もうここでは敗勢だった。
感想戦では、一手▲5七金と緩める手を教えられた。なるほどこう耐えておけば、上手は駒を渡さず詰めろを掛けることができず、下手が有望である。
悪い将棋をいい所まで追い上げたのに、もったいないことをした。
3局目は小学生のKo君と。以前は飛車落ちで指していた気もするが、大野七段の指示は私の角落ちだった。
△3四歩▲7六歩△2二銀。初手にうっかり△3四歩と突いてしまい、▲7六歩に△2二銀と上がらざるを得ず、ここで早くも戦意が喪失した。
以下、Ko君にいいように攻められ、完敗。「飛車落ちのときよりラクだった」と言われ、二度ガックリきた。
ほかにも自由対局を指したいが、みんな塞がっている。そこで、「たまには平手の練習をやろう」と、大野七段が2局目の指導を申し出てくれた。これはほかの教室にはないサービスで、ありがたいことである。
大野七段との平手戦は久しぶりで、去年の4月22日以来である。私の四間飛車に、大野七段は△6四銀から△7五歩。このシンプルな仕掛けで手になるんだろうから、プロの指し手は奥が深い。
数手進んで△6六銀に、私は▲4七飛と横に逃げる。大野七段は△2二角と打ったが、ここは△8八角とこちら側に打たれるほうがイヤだった。
私は▲3九角と打ち、▲4四歩△同角▲同飛から▲6六角と捌く。指導対局だから上手が緩めているのはいうまでもないが、これは下手指せているのではないかと思った。
左ではHon氏が指している。大野七段がちょっと考えていたが、Hon氏が「先生、指していただけませんか…。私ちょっと、時間がないので」。
Hon氏、さっき来たりなのに、もう帰る時間が迫っているのか!? 私だったら顔を出さないが、このHon氏の熱意は何なのだろう。本当に大野・植山教室には将棋バカが多い。私も見習わなければならない。
私のほうは、大野七段が絶妙に緩めてくれ、なかなかに熱戦となった。

ここから▲6四金△4三玉▲5五桂△4二玉▲5三歩△3八桂成▲1八玉△6四歩▲5二歩成△同金と進んだ。ここでは勝ちがあるはずと見ていたが…。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする