久しぶりに、「昇段・キリ数までの勝数」について記そう。2019年12月13日以来である。
まず「昇段」は、山崎隆之八段が、九段昇段まで「あと5」。山崎八段は「山崎七段」のイメージがあるのだが、八段に昇段して245勝もしているのだ。それにしても「山崎九段」かあ……。
感慨深い。
「キリ数」は、瀬川晶司六段が、300勝まで「あと2」。瀬川六段は2005年11月のデビューから約19年。ほぼ5割の勝数ペースでここまで積み上げた。あらためて、瀬川六段はプロの力があったということだ。
長沼洋八段は、将棋栄誉賞の600勝まで「あと4」。これならもう時間の問題だと思うが、そうでもない。
長沼八段は前期第82期C級2組順位戦で3個目の降級点を取り、フリークラスに降級してしまった。
しかも長沼六段は、来年2月8日に60歳の誕生日を迎えてしまうのだ。となると、これから約半年+αで4勝を挙げなければならないのだが、これが微妙だ。たとえば今年度の戦績も、2勝7敗。
長沼八段は順位戦の最高位がC級1組。それで将棋栄誉賞を受賞したら殊勲モノだが、年齢制限という意外な伏兵に、微妙な状態になっている。
中田功八段も600勝まで「あと4」。やはり最高位がC級1組で、フリークラス在籍の点でも同じだが、中田八段はまだ57歳なので、こちらの達成は時間の問題である。
谷川浩司十七世名人は、1400勝まで「あと4」。大山康晴十五世名人が生涯1433勝だったので、ついに視野に入ってきた形だ。
もっとも谷川十七世名人のことだから、大山十五世名人の記録を抜いても、「私のときは、棋戦がいっぱいありましたからねえ、ええ」と、自虐の言葉を述べそうな気がする。
森下卓九段は、特別将棋栄誉賞の1000勝まで「あと8」。ここまで1000勝を達成した棋士は10名いるが、全員がタイトル経験者。森下九段が達成すると、初のノンタイトル者となる。
なお1000勝は、森内俊之九段も「あと11」。森内九段は、フリークラスに転出しなければ、とっくに1000勝を達成できていた。考え方は人それぞれだからアレだが、返すがえすももったいないことをした。
いずれにしても、勝つことはえらいこと。皆様、頑張ってください。
まず「昇段」は、山崎隆之八段が、九段昇段まで「あと5」。山崎八段は「山崎七段」のイメージがあるのだが、八段に昇段して245勝もしているのだ。それにしても「山崎九段」かあ……。
感慨深い。
「キリ数」は、瀬川晶司六段が、300勝まで「あと2」。瀬川六段は2005年11月のデビューから約19年。ほぼ5割の勝数ペースでここまで積み上げた。あらためて、瀬川六段はプロの力があったということだ。
長沼洋八段は、将棋栄誉賞の600勝まで「あと4」。これならもう時間の問題だと思うが、そうでもない。
長沼八段は前期第82期C級2組順位戦で3個目の降級点を取り、フリークラスに降級してしまった。
しかも長沼六段は、来年2月8日に60歳の誕生日を迎えてしまうのだ。となると、これから約半年+αで4勝を挙げなければならないのだが、これが微妙だ。たとえば今年度の戦績も、2勝7敗。
長沼八段は順位戦の最高位がC級1組。それで将棋栄誉賞を受賞したら殊勲モノだが、年齢制限という意外な伏兵に、微妙な状態になっている。
中田功八段も600勝まで「あと4」。やはり最高位がC級1組で、フリークラス在籍の点でも同じだが、中田八段はまだ57歳なので、こちらの達成は時間の問題である。
谷川浩司十七世名人は、1400勝まで「あと4」。大山康晴十五世名人が生涯1433勝だったので、ついに視野に入ってきた形だ。
もっとも谷川十七世名人のことだから、大山十五世名人の記録を抜いても、「私のときは、棋戦がいっぱいありましたからねえ、ええ」と、自虐の言葉を述べそうな気がする。
森下卓九段は、特別将棋栄誉賞の1000勝まで「あと8」。ここまで1000勝を達成した棋士は10名いるが、全員がタイトル経験者。森下九段が達成すると、初のノンタイトル者となる。
なお1000勝は、森内俊之九段も「あと11」。森内九段は、フリークラスに転出しなければ、とっくに1000勝を達成できていた。考え方は人それぞれだからアレだが、返すがえすももったいないことをした。
いずれにしても、勝つことはえらいこと。皆様、頑張ってください。