一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

西山女流三冠、棋士編入試験に挑む!!

2024-09-04 10:55:03 | 女流棋士
西山朋佳女流三冠が7月4日の公式戦(男性棋戦)に勝ち、直近の戦績を13勝7敗(.650)とした。これで「10勝以上かつ勝率.650以上」の条件を満たし、棋士編入試験の権利を獲得した。
西山女流三冠はそれを行使し、編入試験第1局は、この10日に行われることになった。
いままで棋士編入試験を受けた人は、女流棋士、元奨励会三段、アマチュアといろいろいる。個人的には、四段になるのは奨励会三段リーグを抜けた人のみ、の考えがあるのだが、西山女流三冠においては同リーグで14勝4敗の実績があるので、心情的に四段にさせてあげたい。
というかそもそも、女流棋士はもうプロなので、編入試験の権利を得た時点で、フリークラス編入でもいいと思うのだが、さすがにそれは甘すぎるか。
さて西山女流三冠の試験官は次のとおり。

高橋佑二郎四段 9月10日
山川泰熙(たいき)四段 10月2日
上野裕寿四段
宮嶋健太四段
柵木(ませぎ)幹太四段

この5名と西山女流三冠の、奨励会時代の戦績は面倒くさいので調べない。とりあえず、5名の四段デビュー後の戦績を記してみよう。

高橋四段 5勝4敗(.556)
山川四段 5勝5敗(.500)
上野四段 19勝7敗(.731)
宮嶋四段 11勝9敗(.550)
柵木四段 19勝15敗(.559)

第54期新人王・上野四段の19勝7敗はさすがだが、ほかの4名は、5割を少し出る程度。これなら西山女流三冠が3勝2敗を取る可能性は十分ある。
問題は、試験官側の心理状態だ。三段リーグで14勝を挙げた西山女流三冠に、全力を振り絞って勝ちを取りにくるだろうか。こちらもそこそこ真剣に指しますから、西山さん、うまい手を指して勝ってください、の心境ではないだろうか。
が、それでも福間香奈女流五冠は敗れちゃったからなあ。
ま、西山女流三冠は、悔いのない戦いをするしかない。
コメント (1)
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