先月31日の記事で、白玲戦はフルセットが多いと書いた。主催者としても将棋ファンとしても、フルセットはよろこばしいことだ。
では、現行のタイトル戦で、「フルセット率」はいかほどのものか。女流棋戦に加え、男性棋戦も調べてみた。
■白玲戦 66.7%(3-2)
(七番勝負)
■女流王将戦 46.7%(45-21)
(第1期~第16期は三番勝負、第17期~第30期は五番勝負。第31期~は三番勝負)
■倉敷藤花戦 43.3%(30-13)
(第2期より三番勝負)
■女流王座戦 38.5%(13-5)
(五番勝負)
■清麗戦 33.3%(6-2)
(五番勝負)
■女流名人戦 24.0%(50-12)
(第7期まで三番勝負。第8期より五番勝負)
■女流王位戦 22.9%(35-8)
(五番勝負)
■マイナビ女子オープン 17.6%(17-3)
(五番勝負)
七番勝負より五番勝負、五番勝負より三番勝負のほうがフルセットになる確率は高い。それだけに、白玲戦の「66.7%」は光っている。
女流王将戦は三番勝負→五番勝負→三番勝負と変遷したが、三番勝負に限定すると、31期中16回のフルセットで、フルセット率は51.6%に跳ね上がる。
また女流名人戦も初期は三番勝負だったが、ここは1回もフルセットがなかった。
続いて男性棋戦。
■叡王戦 42.9%(7-3)
(第3期よりタイトル戦。第3期、第4期は七番勝負。第5期以降は五番勝負)
■王座戦 31.7%(41-13)
(第31期よりタイトル戦。第31期は三番勝負。第32期より五番勝負)
■棋聖戦 26.3%(95-25)
(五番勝負)
■竜王戦 25.0%(36-9)
(七番勝負)
■棋王戦 25.0%(48-12)
(第2期より五番勝負)
■王位戦 24.6%(65-16)
(七番勝負)
■王将戦 21.9%(73-16)
(原則的に七番勝負)
■名人戦 20.7%(82-17)
(原則的に七番勝負。第8期は五番勝負)
棋王戦は五番勝負を48回もやっているが、意外にフルセット率が低い。
名人戦は七番勝負だからフルセット率が低いのは分かるが、ちょっと低すぎる。歴代の名人が強すぎて、フルセットまでいかないのだろう。
女流棋戦は福間香奈女流五冠と西山朋佳女流三冠がいい勝負をしているので今後もフルセットは増えるだろうが、男性棋戦のほうはどうか。藤井聡太竜王・名人が強すぎて、今後もフルセットまで行かないと思う。
では、現行のタイトル戦で、「フルセット率」はいかほどのものか。女流棋戦に加え、男性棋戦も調べてみた。
■白玲戦 66.7%(3-2)
(七番勝負)
■女流王将戦 46.7%(45-21)
(第1期~第16期は三番勝負、第17期~第30期は五番勝負。第31期~は三番勝負)
■倉敷藤花戦 43.3%(30-13)
(第2期より三番勝負)
■女流王座戦 38.5%(13-5)
(五番勝負)
■清麗戦 33.3%(6-2)
(五番勝負)
■女流名人戦 24.0%(50-12)
(第7期まで三番勝負。第8期より五番勝負)
■女流王位戦 22.9%(35-8)
(五番勝負)
■マイナビ女子オープン 17.6%(17-3)
(五番勝負)
七番勝負より五番勝負、五番勝負より三番勝負のほうがフルセットになる確率は高い。それだけに、白玲戦の「66.7%」は光っている。
女流王将戦は三番勝負→五番勝負→三番勝負と変遷したが、三番勝負に限定すると、31期中16回のフルセットで、フルセット率は51.6%に跳ね上がる。
また女流名人戦も初期は三番勝負だったが、ここは1回もフルセットがなかった。
続いて男性棋戦。
■叡王戦 42.9%(7-3)
(第3期よりタイトル戦。第3期、第4期は七番勝負。第5期以降は五番勝負)
■王座戦 31.7%(41-13)
(第31期よりタイトル戦。第31期は三番勝負。第32期より五番勝負)
■棋聖戦 26.3%(95-25)
(五番勝負)
■竜王戦 25.0%(36-9)
(七番勝負)
■棋王戦 25.0%(48-12)
(第2期より五番勝負)
■王位戦 24.6%(65-16)
(七番勝負)
■王将戦 21.9%(73-16)
(原則的に七番勝負)
■名人戦 20.7%(82-17)
(原則的に七番勝負。第8期は五番勝負)
棋王戦は五番勝負を48回もやっているが、意外にフルセット率が低い。
名人戦は七番勝負だからフルセット率が低いのは分かるが、ちょっと低すぎる。歴代の名人が強すぎて、フルセットまでいかないのだろう。
女流棋戦は福間香奈女流五冠と西山朋佳女流三冠がいい勝負をしているので今後もフルセットは増えるだろうが、男性棋戦のほうはどうか。藤井聡太竜王・名人が強すぎて、今後もフルセットまで行かないと思う。