一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2017年ゴールデンウィーク旅行・12

2017-11-20 12:42:44 | 旅行記・G.W.編
(16日のつづき)
東横イン鹿児島中央駅西口の受付では「東横INNクラブカード入会」のキャンペーンをやっていて、勧められた。私は素泊まり4,000円台のビジネスホテルを愛用しているので、東横イングループは若干範囲から外れる。しかし部屋は広いイメージがある。
カウンターの向こうのポスターには「5%off」「20%off」などの文字が踊り、私もつい1,500円を払って(!)申し込んだ。
その場で顔写真の撮影となったが、私の頭は汗に蒸れ、福崎文吾九段みたいな髪型になっている。しかししょうがない。
これでめでたく?会員となったが、「20%off」をよく見ると、「休日」と書いてある。なかなか日曜日には泊まらないから、これは数字のトリックであった。
ともあれ今回も大きな部屋で、気持ちよく過ごした(5,184円)。

翌6日(土)。5月2日に始まったゴールデンウィーク旅行も、ついに実質的最終日を迎えた。今日は予定が2つ入っており、いずれも楽しみである。
まず鹿児島中央バスターミナルに行き、「いわさきICカード」に3,000円をチャージした。これで鹿児島県の主なバスエリアが3,300円で利用できる。
今日まず行くのは、もちろん「吹上浜・砂の祭典in南さつま」である。臨時直行バスが駅前から出ていて、第1便は09時40分。まだ時間があるので、今夜泊まるホテルを調べてみる。
アパホテルは中央駅西口から徒歩1分で4,000円。ホテルセントコスモスは天文館から徒歩5分で4,900円。こちらはちょっと高いが、ビデオが見放題の感じだった。
甲乙つけがたいので、とりあえず保留としておく。
チェックアウトする際、クラブカードをいただいた。これを提示すれば、次回はいくらか安くなるようだ。ただ、1,500円のモトを取るのはいつになるだろう。私の顔写真はどうしようもなかった。
まだ時間があるので、駅前にある10分カットのトコヤに入った。
旅先でトコヤ、は結構あって、北海道多度志、軽井沢、佐渡島、角館などに入ったことがある。
深川市近くの多度志では、予約制のところを、無理を言ってカットしてもらった。
軽井沢は母娘でやっていたが、始終口ゲンカをしながらカットしていた。でも腕は確かで、5,000円ぐらいは覚悟したが3,500円で、ずいぶん安いと安堵した覚えがある。
佐渡島のおっちゃんは話好きで、午後1時半に入店し、店を出たのは4時半だった。よって佐渡島は、トコヤの思い出しかない。
角館のトコヤは、訳あって数回お邪魔した。
さて鹿児島である。私は一見して旅行者なので、こうした店に行くと歓迎される。店員さんも丁寧なカットで、私は感心した。
「髪がクセっ毛ですね」
私の頭頂部が薄いのを、オブラートに包んで言ってくれているのだ。最近はこの類の「配慮」が多くなった。
1,080円でスッキリした。もう少し時間があるが、駅前の広場では、「平成新茶まつり」なるものが始まろうとしていた。第20回とあるから歴史は古いが、私はこの時期鹿児島を訪れていた割に、このまつりに遭遇したことがない。
これから開会式があるようだが、ズラッと並んだ茶娘が美人ぞろいで、幕張メッセでのイベントみたいである。砂の祭典会場行きは10時40分の便もあるので、1時間遅らせることにした。
お偉方によるテープカットが行われ、会場内に入ると、鹿児島県内各地の新茶が売られている。
各ブースの売り子さんが、入場者にお茶を勧める。私ももちろんいただく。ふだんの私は女性に見向きもされないが、ここではみんなが寄ってくる。いささか虚しいが、気分はよい。
結局、知覧茶や霧島茶など3点を購入した。







バス乗り場に行く。が、今年はスタッフ氏が「くじらバス」のチラシを配っていない。くじらバスとは、くじら型のバスに乗り、鹿児島南部の観光地を無料で案内してくれるというものである。聞くと、今年はない、の回答だった。
まあそうであろう。これは、客に対してあまりにもハナシがウマすぎる。次は有料で復活してくれればよい(後日の調べで、同期間中に有料で行っていたことが判明した)。
バスが入線し、定刻に発車した。鉄道からの眺めもいいが、バスからの車窓もなかなかよい。
谷山の辺りに着いた。と、驚きの光景を目にした…!!
…まさかという感じである。
何か他人事とは思えなかったが、バスはふつうにその場を通過した。
定刻より6分遅れの11時56分、バスは砂の祭典会場に着いた。バス代は1,030円。いわさきカードで払ったから、ここで100円を得したわけだ。
前売り券(700円)で入場した。今年のテーマは「サンディーくんと童話の世界」。サンディーくんとは、このイベントのキャラクター・海亀の名前だろう。
11時からのビンゴゲームに間に合わなかったが仕方ない。私は順番に鑑賞していく。砂像が童話の内容を表している。有名な話が多いので、八割方は分かる。
しかし砂像は、雪像に比べて損をしていると思う。雪像は白で綺麗な上に、自在にライトアップできるが、砂像は元の色が暗いうえに、ライトアップにも限界があるからだ。
もっとも利点もあって、キメ細かい細工が可能である、修復が容易(でもないが)であることもよい。
だが今回は、その細かい細工がアダになっていると思う。たとえば髪の長い外国人の少女の像がある。これは精巧で素晴らしい。だがあまりにもリアリティがあるがゆえに、逆に不気味さが醸し出ているのだ。
これらは外国人の手によるものだからだろうか。たとえば漫画文化に精通している日本人なら、瞳などは多少デフォルメして大きく彫る。鼻の穴も省略する。もう少し親しみのある造形にしたと思う。だって、童話なんだから。
高さ19メートルの展望台に上る。ここでカメラの異変に気付いた。
(つづく)
コメント
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