一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2017年ゴールデンウィーク旅行・9

2017-11-02 01:24:00 | 旅行記・G.W.編
時刻は17時を過ぎた。初夏の九州は陽が長く、曇りではあるがまだ明るい。
私は歩道を行ったり来たりの繰り返しで、それなりにカロリーを消費している。屋台には旨そうなメニューが並んでいて補給はできるが、割高なので買う気はしない。
ここから他都市どんたく隊。タイ王国どんたく隊、インドネシア・福岡友好どんたく隊は、民族衣装を身に付けての行進。
薩摩川内おどり太鼓どんたく隊は、大きな太鼓を腰から提げて叩いている。結構な重労働だ。



那珂川町は市になりますどんたく隊は、その横断幕を掲げて行進。
ここから若者委員会どんたく隊となる。
ジュニア・リズム・バトン・フレンズ・スーパーエンジェルズは、子供たちのバトン捌きが映える。
真弓ダンススタジオは、いつものカウガールスタイルにポンポンだ。
コスモ★KID’S CLUBもバトンの演舞を主にしている。
中村学園大学・短期大学部合同フラダンス部は、フラの真っ赤な衣装が初々しい。
西南学園どんたく隊は、アメリカンフットボールの選手とチアリーダーの隊列。ここ数年は、選手がチアを隠すように行進していたが、今年はチアがよく見える。実に賢明な選択で、お祭りなんだから出し惜しみしてはいけない。
九州大学大橋キャンパス芸工祭どんたく隊は、私が楽しみにしているチーム。今年もゴザのような服に思い思いの絵を描いての登場。このバカさ加減が素晴らしい。







ここから一般どんたく隊に入る。実に47団体の出場があり、バラエティに富む。
アザレインターナショナルどんたく隊は、例年通り無国籍のきらびやかな衣装で登場。
以下印象に残った団体をピックアップすると、RFCチアダンスwith福岡トヨタチームは、チアリーダーの2チーム合同。ティーンのチアダンスとプロ?のチアの対比が素晴らしい。
新天町どんたく隊は、外国人女性が日本人に混じって優雅に踊っている。
沿道の客は、例年はこの時間だと減っているのだが、今年は意外に客が残っている。
I Loveノルディックウォーキングどんたく隊は、全員がサンタクロースの衣装で行進。ノルディックとは、北欧風の、という意味で、フィンランドがサンタの発祥だからこの衣装になったものらしい。
空はさっきまでどんよりしていたが、また明るさを取り戻しつつある。私はストロボを持参しなかったので、もう少し陽が持ってくれよと思う。
春日市惣利平成龍保存会は、十数メートルもある巨大龍を掲げての行進。
コミックパブアカデミーは、あまりにも美しい女性らがウエディングドレスで登場。こんな美人はいないから、彼女らはニューハーフの疑いがある。
博多どんたくカーニバルは、仮装大賞の趣。演者はみんな楽しそうだ。これがどんたくの醍醐味である。
リメンバー3・11九州フラガール隊は、赤の花飾り、レイ、スカートといつもの衣装。さっきから私は既視感満載だが、まったく退屈しない。
琉球國祭り太鼓が通る。エイサーの音を聴くと沖縄に行きたくなるのだが、今年はむずかしい。
最後に粕屋町どんたく隊の大パレードが通り、一般どんたく隊は終了した。





























時刻は18時30分を回り、さすがに辺りが暗くなってきた。福岡オープントップバスと花自動車隊が再び通り、今度は花自動車もライトアップされて、きらびやかだ。
最後に総踊り隊がやってくる。福岡民謡会、じろ長どんたく隊、福岡民謡舞踊四季の会、栄奈美会どんたく隊の4隊で、昨年度の入賞どんたく隊がそろい踏みである。彼女らが天神地区、広場本部地区、中洲・川端地区、呉服町地区、お祭り本舞台と分かれてゆくのだ。



私は福岡市庁舎前のお祭り本舞台に向かう。ここは福岡親善大使が勢ぞろいするからだ。
本舞台前の広場では、早くも総踊りが始まっていた。私も連れがいれば輪に加わるのだが、男一人で入っても虚しいだけなので、遠巻きに眺めるのみ。
ステージ上にも輪ができており、福岡親善大使の姿も見える。1曲終わったが、旧大使が一人足りないようだ。別の大使によると、その彼女はラジオ局だかテレビ局だかのアナウンサーになったという。まさに王道で、理想的な人生といえよう。
場内には、RKB毎日放送・茅野正昌アナウンサーの声が流れる。
「ワンダフルな(福岡ソフトバンク)ホークス情報です。本日また勝ちました!! どんたくシリーズ3連勝!! 4回裏には松田選手のホームラン! 5回には4連打で4得点!」
辺りはすごい歓声である。私はアンチソフトバンクではあるが、郷に入れば郷に従えで、いっしょに喜ばねばならない。
「博多どんたく、今年は2日間で230万人のお客様にお越しいただきました!」
おー、これは例年通りか。
「それにしても分からないのは、昨日の天気の急変です」
…何? 博多どんたくは雨に祟られるジンクスがあるが、昨日も雨が降ったのか?「きっと、お客様がいっぱい来すぎて、神様がいたずらしたのでしょう」
なるほど今日の混雑は、昨日の観客も分もあったのかもしれない。
再び総踊りに入る。「ぼんちかわいや」「どんたく囃子」を交互に踊る。私はステージ付近に移動し、手拍子で参加しつつ、その合間に親善大使を撮影する。私は昨年と今年で状況が一変したが、旅先でやることは変わらない。
再び茅野アナウンサーの声。「今年は博多祇園山笠がユネスコ無形文化遺産に登録されました。7月にはまた博多が熱くなるでしょう」
締めは博多祝い歌である。1人目は福岡市長、2人目はRKB毎日放送社長が務めた(3人目は失念)。
3人が美声を轟かせたあと、手一本となる。私はいつもこのタイミングが合わないのだが…。

よーっ、(シャンシャン)
まひとつ、(シャンシャン)
祝うて(いおうて)三度、(シャシャン、シャン)

私は最後に(シャン、シャン)とやり、やっぱり今年も間違えた。ここがネックなのだ。
例年はこれで終わりなのだが、今年は新旧の福岡親善大使が再登場するサービスがあった。
旧大使の一人は言う。
「この2年間、いろいろ勉強になりました。福岡は活気ある街でした」
もう一人の大使は
「博多の街はアツかったです」
と言った。
二人の目には光るものがあり、私も感動を抑えきれなかった。











(15日につづく)
コメント
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