手のひらから 伝わる

ルーツ オブ レジェンド

ボブ マーリーの生涯を辿るドキュメンタリーが各地で上映されている。
タイトルにレジェンドとあって最初はちょっと斜に構えていたけれど、アフリカ、ジンバブウェの独立に立ち会ったところ辺りですっかり虜に。

後半再び映される故郷のうねる森の緑が狂おしい。

144分と長いけど、引き込まれ、魅とれて、音楽を散りばめた映像はあっという間にエンドロール。

うふふ、次は爆音シネマで観たいな。


私がアフリカと出会ったのは二十歳ころ、アフリカ帰りの人が好きだった。

それから、アフリカにいつか行くなら(…行く気っっ笑)、言葉よりリズムで、なんて思っていたらジャンベという太鼓に出会った。

それから十年くらい経ったころ、養護学校の夏祭りに演奏して欲しいという話がきた。
集まったのは４人、出会ったのはギニアのゴッツいジャンベ。


その一人は、80年のボブマーリー来日公演を観て、何か自分の運命が変わる位すごかったとよく話してた。

日本に4000人しかいないってわけで、、すごいアンテナだなあ。
ちなみに海外旅行したこともないけどよいものはちゃんとわかるのさ、っていうのが彼らしいね。
その４人から始まったジャンベ仲間の輪はどんどん広がって30人、40人…輪から輪へ。
あるイベントでは野外で叩いていたら今は亡きナナオサカキ老翁が立ち止まって見とれていた、あの笑顔で。

耳の聴こえない人ばかりが300人ほど体育館に集まっての演奏会もあった。

そんな仲間たちだったから、アメリカがイラク空爆した時は銀座のデモの道路脇でデモ参加者にエールを送る気持ちでほぼ七時間ノンストップジャミング!!
(3万人、そして世界中の人の心に届けとばかりに)

不思議なのは、叩けば叩くほどに、それは自分のルーツへと心が還っていく旅だって気づくこと、気づかされること。

それはシンプルなゆたかさ。


■画像■

ハナがさきか、
ミツバチがさきか、
ハチミツがさきか

それより一緒に
咲きませんか☆彡