

草木染め手紡ぎ糸の魅力
それは確かにあります
ウールの糸を何種類も使い
重ね合わせながら
グラデーションにして
帽子等などを編んでみると
ほんの二、三段混ぜた
草木染め手紡ぎ糸が
とりわけ耀くのです
特に鮮やかと云うわけでもなく
輝いていると云うわけでもなく
むしろ地味なのに
人の目は
なぜか其処に惹きつけられてしまう
不確かな曖昧な状態なのに
安穏とした雰囲気
いやむしろそれが
心地よく見えます
なぜか吸い込まれそう
喩えを探してみるなら
例えばその差は
都会のタワマンの煌く植栽と
苔むす古寺の庭の木漏れ日
そんな違いでしょうか……
どちらにも魅力はあるから
嫌いなものではないけれど
じんわり落ち着く氣分を
届けてくれるのは
やはり自然に近い存在ですね
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もう何年も前に頂いた草木染め手紡ぎ糸
シラカバ、あかね、キンモクセイなど
森の妖精さんが潜んでそう(^o^)
大切に使ってきたけれど
今はもう残り僅かになりました