昨夜は満月
朔風払葉……きたかぜこのはをはらう
と云う節気
とはいえ暖かい陽射しのぽかぽか陽気でした
北向きの庭の片隅に見つけた蟬の脱殻
偶然目に留まり季節の廻りを感じました
葉が落ちて露わになった脱殻
仲良く2つ並んでいました
地面からは1メートル以上の高さ
頑張って這い上がって
快適な離陸場所を探したのだろうな
今は鳥の鳴き声がまさに煩いくらい
チーチー、ホーホー
時々カァーカァー(烏も来る(^_^;))
やはり樹木はいいな
落ち葉も落ちドングリも
虫や湿気も半端ではないけれど
確実に
生き物を養い
土を肥やし
快適な微風を生み出し
夏は涼しく
風雨を和らげ
冬は生き物をその落ち葉や幹に
棲ませてくれる
何より、木々の間を亘る風の音
広葉樹はサワサワ、ザワザワ
竹藪はサラサラ
音で風の強さや風向き
晴雨も何となくわかる
結局、木々と風の音がないと
安心して過ごせない
そう気づいたのはいつだっただろう
かつてアマゾン河の大森林を訪れた後
東京のビルだらけの街を通り抜けた時
空耳のように森の豊かな音が聴こえ
ふと氣づいたのでした
そうそう
アマゾンはいつも緑色
油断も隙もなく覆い尽す魔の熱帯地域
けれども
ここは冬にはあらかた落葉してしまう
来年の春も一層待ち遠しいね