◆ opal ◆
「希望・幸福・安楽」などの意味を与えられ、人々の心に喜びを与える幸福の宝石と云われている。
数ある石の中でも、非常に明るく強いエネルギ―をもつオパールの語源のひとつは、古代サンスクリット語の「宝石」を意味する「ウパラ」であるとされる。
和名、中国名では「蛋白石(たんぱくせき)」
ホワイトオパールが、タマゴの白身(蛋白)に似ていたからといわれています。
「希望の石」として知られるオパールは、今の人生をより楽しみ、願望を達成するためにも、ネガティブな気持ちを浄化して、心のありかたを教え、導く効果があるとされています。
オパールの石に込められた意味はほかにも、「潤い・活性化・好転」などがあり、行き詰まったり、改善されなかったりする悪い現状を好転させ、困難を乗り越える力をもたらしてくれるお守りの石として、古くから親しまれています。
内面の美しさや才能を引き出すとされるオパールは、愛する人との出会いを呼び寄せてくれる「キューピッドストーン」と呼ばれ、縁を結ぶパワーストーンとしても人気があります。
オパールの原産地は、オーストラリア、メキシコ、ペルー、日本、アフリカなど。
オパールの魅力は、石の中で青、緑、赤、紫…とさまざまな色が動いて、ふわふわと遊び戯れているかのように見える独特な現象で、これはオパールだけに起こる“遊色効果(ゆうしょくこうか)”と呼ばれるもの。
オパールの向きを変えた時に色彩が虹のように変化してみえる光学現象は
英名では「プレイ・オブ・カラー」
オパールの色彩はとても複雑に様々な色を映し出し、艶やかに光り輝くことから、心の中を映し出す“鏡”という意味もあるそうです。
オパールは、大きく分けると水晶の仲間で、す多くの色の種類がある石です。
ウォーターオパール・ブラックオパール・ピンクオパール・ホワイトオパール・ブルーオパール・ファイヤーオパール・ボルダ―オパールなど。
◆ウィキペディアから◆
オクタビアヌスは、ローマ帝国の3分の1を売って入手しようとしたとされる。
大プリニウスは、『博物誌』第37巻で、オパールについて言及している。
宮沢賢治は、彼の作品『貝の火』、『楢ノ木大学士の野宿』でオパールを取り上げて、その輝きについて描写している。
石言葉は希望、無邪気、潔白。
西洋語のオパールを指す語は、ギリシア語 opallios、または、そのラテン語化 opalus に起源を持つ。これらの語は、サンスクリット語で(宝)石を意味する upālā[s] という語との関係が指摘されている。
主に火成岩または堆積岩のすき間に、ケイ酸分を含んだ熱水が充填することで含水ケイ酸鉱物としてできる。そのほかにも、埋没した貝の貝殻や樹木などがケイ酸分と交代することで生成されたり、温泉の沈殿物として生成されるなど、各種の産状がある。特に、樹木の化石を交代したものは珪化木と呼ばれる。オーストラリアでは、恐竜や哺乳類の歯などの化石がアパタイトからケイ酸分に入れ替わり、オパール化して発掘されたこともある。
なお、微化石の一種にプラントオパールと呼ばれるものがあるが、これは植物が生きているうちに組織内に形成した非晶質のケイ酸分であり、風化しにくいため、年代当時の地層中にある植物を同定することにも用いられる。
はてさて、オパールは魅力的な鉱物ですね。
10月の誕生石とされています。