初期臨床研修指導の実践ガイド―いかに良医を育てるか羊土社このアイテムの詳細を見る |
自分や岩田先生が訓練された沖縄県立中部病院で以前に院長をされた宮城征四郎先生が研修医の育て方の本を出版されました。
当時、自分が肝炎のために現場復帰が遅れたため教育回診をしてくれるアテンディングが居なかった時、宮城先生が通常よりも1時間早く病院に来て青木のために7時から1時間、回診をして、8時から正規のレジデントのために回診してくれたのです。
このローテーションの間、宮城先生が遅れる事、ただの1度だけ、しかも1分だけでした。その時の彼の最初の挨拶は「青木、遅くなってスマン」でした。
今、自分が初期研修のドクターたちに関わるようになり、どのような姿勢であるべきかを問い直す度にこの時代の宮城先生の教えに立ち返っているように思います。