感染症診療の原則

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緒方洪庵とワクチン

2007-11-23 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
来週は日本エイズ学会の真っ只中ですが、28日(水)の夜の「その時歴史は動いた」が緒方洪庵の特集を組んでいます。

昔から感染症に関わる人は、厳しい条件の中やってきたのだということをあらためて知ります。

麻しんの対策がいまだうまくいっていない背景には、公衆衛生関係者の間で感染症の優先順位が低く、またいまどきの親には「有料ならやらない」「めんどうくさい」「病気になっても死なない」という反応もあるそうです。

http://www.nhk.or.jp/sonotoki/sonotoki_yotei.html

第307回;緒方洪庵・天然痘との闘い
平成19年11月28日 (水)22:00~22:43 NHK総合
ゲストは「世界のアリタ」蟻田 功先生(国際保健医療交流センター 理事長)。

「洪庵は「医は人のため」を原則に西洋伝来の牛からとったワクチンを片手に天然痘と闘う。しかしワクチンを打たれると牛になるという噂が流れ、人びとはワクチンを拒絶。
洪庵は1人でも多く救うため、身銭を切っての活動や偏見を変えるための宣伝活動を展開するがうまくいかない。仲間の医師も、洪庵にはついていけないと離れていく。これに対して洪庵は地方の医師たちと協力し、天然痘予防のネットワークを形成していった。しかし今度は偽のワクチンを使ってひともうけを狙う者たちが現れる。洪庵はこうした苦境をどのように乗り越え、人びとの心を開いていったのか。洪庵に協力した医師たちの地方に残る足跡を追いながら、その生涯を天然痘予防にささげた1人の医師の信念に迫る。」

よかったら観てください。
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