感染症診療の原則

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Rollins School of Public Health

2009-10-14 | 志し高く(特派員便り)
若い医師や学生さんの中には、海外での研修や長期の留学を考えている人が増えています。そのような人たちの参考になればとおもいまして紹介させていたくのが、
この8月から米国エモリー大学のMPHコースに留学をされたDr.Taroのレポートです。

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米国特派員のTaroです。アトランタよりお伝えします。

さて、「感染症診療の原則international(番外編)」の潜入レポートのため現在米国にあるアトランタのエモリー大学ロリンス公衆衛生大学院に来ています(2009年夏より)。

http://www.sph.emory.edu/index.php

そもそも公衆衛生の大学院って何?どんな人がいくの?というところから始めましょう。

これは私自身答えを見つけてないのですが、「国際保健について学びたい!」「疫学や統計学を勉強して研究スキルを身に付けたい!」「WHOやCDCで仕事したいからそのコネクションをつくりたい!」など、いろいろな野望?を持った人が入学してくるようです。

(米国での臨床研修のキャリアパスとしても強力な武器になるようです。)

職業としては、国際保健機関職員、医師や看護師、薬剤師、栄養士を始めとする医療関係者、ロビイスト、経済学者、弁護士など多岐にわたります。

2年間(所により1 年)の教育課程を卒業すると、MPH(Master of Public Health, 公衆衛生学修士)の学位を授与されます。

エモリー大学は1836年に設立され、数多くの大学院を擁します。
中でも公衆衛生の大学院はエモリーの目玉で、CDC本部が隣にあり密に連携していることからもその「本気度」が伺えます(入学式もCDCでした)。

その意味でも、感染症スジの人には垂涎の場所の一つといわれ(編集部調査による)、実際に同期の学生も北はアラスカ、南は南アフリカまで世界各国から純粋な熱い志を持った若者が集まっています。

どうです、なんだか聞くだけでワクワクしてきませんか?

エモリーは名前の通り?森の中にあり、まるで軽井沢で勉強しているような雰囲気です。

(※編集部注:特派員は編集長に感化されたためにオヤジギャグがところどころはいることをご了承ください)


これから時々現地情報をご案内していければと思います。お楽しみに。 


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編集長はDr.Taroの留学にあたり、推薦状としてとてもインパクトのあるエライ先生への紹介をお手伝いしました。

Dr.Taroの留学は、留学すると決めてからの行動が早かったですね。

もちろんこれはゴールではなくプロセスなんですが。
この後どう展開されるのか、今から楽しみです。
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