感染症診療の原則

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第二回 若手医師セミナー 「Dr.林の愉快、痛快、明快、めまい攻略法!」

2022-11-23 | Aoki Office
地味に再開しております若セミも明後日は第2回目となりました。
みなさま、奮って御視聴下さい。

日時:
2022年11月25日(金) 19:00-20:45

タイトル:
「Dr.林の愉快、痛快、明快、めまい攻略法!」
~あなたもめまいが好きになる~

講師:
林寛之先生
福井大学医学部附属病院 総合診療部教授




「めまい」ほどいい加減な主訴はない。研修医が「めまいの患者ですけど・・・」とコンサルトしてくると、上
級医は少し悲しくなるものなんだ。前失神なのか、回転性めまいに分類されるのかで大きく鑑別診断
は変わってしまうため、まず「めまい」の医学用語への変換が一番大事。前失神で危険なのは、心血
管性失神、起立性失神であり、鑑別をひとつひとつ紐解くことが重要だ。
一方、多くの人が嫌い(?)な回転性のめまいはその質にこだわっても実際はあまり役に立たない。
Trigger & Timingが大事。眼振はフレンチェル眼鏡を使わないと見逃しがぐんと増えてしまうので、
眼振がはっきりしないと早々にあきらめてはいけない。Dix-Hallpike試験とHINTS+法を同時に診
察しているのを見ると泣きたくなってしまう。安静時に眼振がない場合に行うのが、Dix-Hallpike試験
やsupine roll試験であり、安静時に水平一方向性眼振の際に行うがHINTS+法なんだ。また
Head impulse testでは、前庭神経炎ならどのような反応が見られるかを予想してから検査しない
と簡単に見逃してしまう。この微妙な反応を見つけるための「Dr.林のすごい、すごーい法(Wow,
Wooow rule)!」をご紹介しよう。後半器官BPPVのEpley法はよくご存じだと思うが、水平半規管
のBPPVもしっかり診断し治す方法を伝授する。その他微妙な回転性めまいの鑑別や、3ヶ月以上続
く回転性めまい、数秒だけ起こる回転性めまいなど、いろんな疾患を怒涛の如くわかりやすく詳説しま
すので、乞うご期待!
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