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免許の話

2009-10-16 | (ちょっと休憩)ほんとに休憩
編集部です。「免許」や「専門医」というようなラベルは、対社会、対象に対して実際に何を保障するものなんでしょうね?

先日、看護系の関係者の集まりの席で、免許更新にふれたら大反対の嵐にあいました(ますます数が減っちゃうじゃないの!、です)。とほほ。

岩田先生のブログで米国内科医の再認定試験の話が紹介されていました。
http://georgebest1969.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/recertification.html

試験勉強、再認定試験勉強そのものが学習効果をもたらす仕組みは『教育』という領域の可能性を感じる話ですね。

免許の更新といえば英国でも2009年11月より医師の免許の更新制度が導入されるそうです。
現在医師として働いている人は申請→医師免許を取得でき、その後5年ごとの更新制度になる予定だそうです(その間に勉強や業務の実績を証明するプロセスをふむ)。

日本の学校の先生は更新制度は2年で終わり(よかったですね)、養成過程を6年にするという話になっています。

プロフェッショナル養成過程としての大学に(現場から遠いその道のプロではない教員たちに)そのような期待をするのは愚の愚です。

ワークシェア的に教員を増やし(給与は下がることはやむなし)、一人の受け持ち生徒数を減らし、OJTで親切な指導・支援があればよい教育につながるとおもいますが。教える人が不幸感、負担感でいっぱいだとネガティブオーラがただよいます。気持ちよく働けるほうが2年勉強を延長するより子どもによい影響があるんじゃないかな・・・です。
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