これは2006年8月のニュースです。別のメーリングリストに投稿したものに加筆して紹介します。
それは、「有効なHIV母子感染予防手段をとれるカナダでHIVの母子感染」というニュースです。
日本ではHIV陽性とわかり、専門医療機関で内科と産婦人科の適切なケアを受ければ母子感染のリスクは1%前後です。他の障害や別のリスクのほうが大きいといえます。
最近増えている未受診妊婦および少子化対策として、14 . . . 本文を読む
オーストラリアでは警察まで出動し、生後2日の男児と家族を探しています。
それは、出産をした母親がHBVのキャリアで、子どもにはグロブリンと4回のワクチンシリーズが必要だからです(母子感染予防のためのニューサウスウェールズ州のきまり)。
ニュースでは親が子どもを隠して逃げているということになっており、子どもへの接種は裁判所の命令ということです。
親は「うちの子供は小さい。この子より大きな子ども . . . 本文を読む
昨日青木編集長は第3回抗菌薬適正使用生涯教育セミナー【1日コース】に九段まででかけてきました。
1日コースの最初の講義で、原則の話を50分(開会挨拶があったために実際は45分くらいでしたが)担当。
研修医向けセミナーではていねいに話をすると3時間くらいになるので、45分だと何が整理されるんでしょうね。(きゅるきゅるきゅる~とビデオの早回しのような早口でないといいんですが!)
このセミナーは . . . 本文を読む
「約10年でヒトの狂犬病症例が20倍に!」というニュースがありました。中国での話しです。
感染症の数字が変化する場合、
本当に増えている場合(真の増加)もありますが、報告制度がかわった、検査キットが改善され検査が増えた→把握症例が増えた(例:レジオネラ)、関心をもつ医師が増えた、単なるミス(誤診・記録/報告ミス)などがあります。
国のサベイランスでも、医療機関内のサベイランスでも同様です。
文 . . . 本文を読む