Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

臨床教科教育学セミナーに参加しました

2011-01-16 | 水圏環境教育
臨床教科教育学セミナーが群馬大学教育学部で開催された。群馬大学での開催は,今回が初めてとなる。背後に赤城山をひかえ,信州や越後の山々が遠く白い帽子をかぶって見える実に美しいキャンパスである。

本研究室から3件の発表を行った。発表内容は, 水圏環境教育の普及に向けた臨床教育学的な実践研究である。水圏環境教育は問題解決型の教育であり,その教育の手法はラーニングサイクル理論をもとにしており,高等学校の課題研究や小中高での総合的な学習の時間,そして探究活動等の学習活動に大いに有効であると考えている。

今回の発表では,学び合いの見地から,それぞれのラーニングサイクルでの場面ごとに,子どもの学びがどのように発展しているのかを観察した結果を取り上げた発表が2件,水圏環境教育を港区で開催するための小中学生の水圏環境に対する意識調査が1件であった。

また,小中高での研究発表に耳を傾け,今後の研究の発展に大いに役に立てることができた。中でも,総合的な学習の時間における探究活動においてレポートの公表による学ぶ意欲の向上や体育の指導場面における学習者同士の付箋による評価による技能の取得向上,教師同士の会話内容による教員研修の評価などどれも新しい視点からの実践的な教育研究であり,参考になった。

水権環境教育の取り組みに対しては,多くの先生方から興味関心を持っていただいた。地域の水辺の自然を活用した水圏環境教育と学校教育との連携を深めるためにも,学び合いを視点とした実践的な教育研究活動にこれからも取り組んでいきたい。

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