Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

大槌町長と面会し地元高等学校に水産コース設置を提案しました

2014-10-19 | 水圏環境教育
大槌町長と面会し地元高等学校に水産コース設置のメリットを提案しました。
岩手県には明治時代~戦前にかけて沿岸部18校の高等小学校(今で言うと中学校1年生~2年生でしょうか)に職業の学科が設置されていました。その中ではもちろん水産もあったはずです。
自然度の高い岩手のような環境を持つ場所において,豊かな水産物を活かさない手はありません。
地方の人口減少が叫ばれる中,地元の資源を活かした探究的な学習こそ,地域を活性化させ、持続可能な産業を自ら興し,誇りを持って地元で生きる知恵を生み出すことが可能となるのです。

水産教育を根を張って出来る場所を設けようではありませんか。
それには理由があります。震災復興で地元の水産業発展に一翼を担っている卒業生を見て確信しました。
水産教育は災害復興のレジリアンスと密接に関わっていると。
卒業生に聞くと水産業に誇りを持って仕事をしています。今あるのは水産高校のおかげだと。
また,地元高校生のアイデアは地域の人々に希望を勇気を与えてくれます。
マグロ油漬け缶詰,サケ中骨缶詰などなど高校発の商品は地域産業を盛り上げてくれている実績があるのです。
東大の先生とも連携が出来ています。海洋研究コンソーシアムの拠点となっています。
海に囲まれた日本では地域資源を活かして活用する水産高校は沿岸域の市町村に一校づつあっていいと思っています。
かつて岩手の高等小学校18校に職業科があり沿岸部に設置されていたように。




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