「サクラマスの棲む川」の著者である水口憲哉名誉教授が来室された。氏によれば、サクラマス資源について数億円をかけた、ある県の事業、サクラマスの産卵場の事業が不発に終わったという。確かにサケと違い遡上後に直ちに産卵する魚ではない。数カ月間、河川で生活するうちに、好適な環境がなければ、産卵までこぎつけない。天然産卵ができるような環境を作るしか他はない。サケよりも回帰性が高いが放流ヤマメの貢献度はあまり高くなく、あまり調べられていない、という。その意味で閉伊川大学校のじみちな取り組みに期待したいとのお言葉をいただいた。
氏の本によれば、県内では閉伊川の遡上量が最大であるという。三陸の沿岸の中でも、サクラマスにとってまだまだ豊かな環境が残されている河川ということでだう。閉伊川大学校のスローガン「なあどか、すっぺす」の意味を噛み締めた。
氏の本によれば、県内では閉伊川の遡上量が最大であるという。三陸の沿岸の中でも、サクラマスにとってまだまだ豊かな環境が残されている河川ということでだう。閉伊川大学校のスローガン「なあどか、すっぺす」の意味を噛み締めた。